EC立ち上げ時にやっとけリスト 250917

EC立ち上げ時に“必ずやっておく”10項目 — 最短で売れる土台を作る 「運用の正解」はブランドや運営者の方針で変わります。でも、**どんなECでも外してはいけない“原理原則の10項目”**はあります。今日はそのチェックリストを、理由とやり方までズバッと解説します。やれば成果に直結。後回し厳禁です。 目次 1. カゴ落ち対策（メール/LINE） 2. 受注完了メールの最適化 3. 注文完了ページにLINE導線 4. 商品ページは最低1,000文字で“買う根拠”を出す 5. 送料の見せ方を“誤解ゼロ”にする 6. SNS用の自己紹介/ABOUTページを用意 7. お客様の声（レビュー/事例）を配置 8. クレカ以外の決済を揃える 9. InstagramとLINE公式を必ず運用開始 10. 全接点の言葉づかいを“顧客目線”に統一 1) カゴ落ち対策（メール/LINE） 現実：カート投入→購入完了の間で“離脱は当たり前”。平均で半数前後が離脱します。対策しないのは機会損失。 やること ・Shopify / BASEで**「カゴ落ちメール」**を必ず有効化。 ・LINE連携（たとえばOnect等）を使えるならリマインド配信もセット。 ・メッセージ例 ・「お支払い途中になっていました。ご不明点があればLINEで即返信します。」 ・「本日中は〇〇円OFF（クーポン）で再開できます。」 ポイント：訴求は“急かす”より“障壁除去”。支払い方法、送料、到着目安など不安を潰す一文を必ず入れる。 2) 受注完了メールの最適化 購入直後は“次の提案が最も受け入れられやすい”瞬間。デフォルト文面のままは大損。 やること Shopifyの通知テンプレを編集（HTMLが難しければテンプレ編集アプリを使う。買い切り系の有名どころでOK）。 ・追客導線を入れる： 「気軽に相談できるLINEはこちら」 「相性の良い関連商品」 「到着までの流れ（安心感）」 ・最低限の構成 お礼 → 到着目安 → 困ったらLINE → 関連商品の簡易提案 → 会社情報/返品ポリシー 3) 注文完了ページにLINE導線 完了ページは登録率が伸びる導線。 “今すぐ相談できる場”を提示。 やること ・注文完了（サンキュー）ページにLINEのQR/ボタンを設置。 ・日本製のサンキューページ編集アプリが使えない場合は、代替の完了画面編集アプリを検討。 ・一文テンプレ 「配送状況や飲み方の相談はLINEが最速です。1:1で対応します。」 4) 商品ページは最低1,000文字で“買う根拠”を出す 200〜300字のスペック列挙だけでは“買える情報量”に達しません。 必須ブロック（例） 1. 誰の・どんな悩みを解決するのか（ベネフィット先出し） 2. 具体的な使い方・シーン（朝/職場/子育て中など） 3. 価格の意味（1杯あたり/1食置き換え等の“納得計算”） 4. 送料・支払い・到着目安（ここを商品ページ内に明記） 5. よくある質問（アレルゲン、保存、返品、定期の縛り有無） 6. 実体の証拠（開発背景、製造体制、第三者評価） 7. お客様の声（後述） 送料や到着目安を別ページ任せにしない。商品ページ内で完結させるのが離脱を減らす最短ルート。 5) 送料の見せ方を“誤解ゼロ”にする 離脱の火種は“想定外の送料”。 事前に“腹落ち”させる。 やること ・商品ページに送料条件を明記（都度課金/閾値で減額/一律/温度帯別など、具体例で）。 ・トップページにも送料条件の要約を掲載（ヘッダーバーやバナーで反復）。 ・システム上、カートでしか見せられないなら商品画像1枚を“送料図解”にして強制的に視認させる。 価格設計の考え方 ・「本体安い＋送料高い」より「本体に送料を内包」の方が心理負担が軽いケースが多い。 ・ただし利益構造が崩れない設計に。実費とCVの両睨みでテストすること。 6) SNS用の自己紹介/ABOUTページを用意 “誰から買うか”の時代。 最後の一押しは“人の信頼”。 やること ・顔出しは任意。ただし実在性・責任主体・理念は必ず可視化。 ・“なぜこの商品をやるのか”“裏切らない約束”“運営体制”を端的に。 ・SNSプロフィールから1クリックで着地できる導線を確保。 7) お客様の声（レビュー/事例）を配置 他者の成功体験は最強の安心材料。 やること ・商品ページ内に声→解説→再提案の順で配置。 ・生活シーンの写真やビフォー/アフターの行動変化（※表現は各種ガイドラインに準拠）も効果大。 ・★だけで終わらせず、長文レビューを拾って“読みたくなる声”を作る。 8) クレカ以外の決済を揃える “支払えないから買えない”を0に。 やること ・スマホ決済（PayPay等）、コンビニ払い、後払いは優先導入。 ・キャリア決済は手数料と対象年齢層を見て“本当に必要か”を冷静に判断。 目標 ・決済手段の網羅で取りこぼしを削減。広告費の無駄を止血。 9) InstagramとLINE公式を必ず運用開始 現代のECは“サイト外コミュニケーション”が心臓部。 やること ・Instagram：フィード＝カタログ、ストーリーズ＝接客、リール＝発見。 ・LINE公式：購入直後のウェルカム導線、FAQ自動応答、個別相談、再購入リマインド。 最低限の初期整備 ・プロフィール整備（約束/お得/導線） ・ハイライト（初めての方へ／使い方／送料・到着） ・LINEのタグ付け運用（購入/検討中/休眠など） 10) 全接点の言葉づかいを“顧客目線”に統一 テクニック以前に言葉が“感情の起伏”を作ります。離脱はガッカリから生まれる。 やること 「2週間かかります」ではなく→「海外から1点ずつ選び、丁寧に検品してお届けします。到着目安は2週間ほど」 「質問はメールで」ではなく→「最速返信はLINE。1:1で気軽にどうぞ」 到着目安・送料・返品は“先回りの一言”で不安を潰す。 よくある相談への即答（抜粋） Q：送料、BASEだとカートでしか見せられません…A：商品説明に明記。さらに商品画像1枚を送料ルール用に割り当て。トップページのバナーでも反復。 Q：送料無料ラインをやめ、1万円以上→220円に下げた背景は？A：物流コスト上昇で“無料維持は赤字”になり得るため。無料/220円の違いよりも、**「お得に下がった」**という体験設計のほうがCVに効く。利益と転換率のバランスで決める。 Q：LINEストーリーやるべき？A：優先度はInstagram＞LINEストーリー。 ただしリソース次第で検証価値はあり。まずはIGの土台を固める。 すぐに着手するためのチェックリスト（使い回しOK） カゴ落ちメール/LINEを有効化して、障壁除去文面を設定 受注完了メールをテンプレ編集し、LINE・関連商品・到着目安を追加 注文完了ページにLINE登録導線を設置 商品ページを1,000文字以上に拡張（FAQ/送料/到着目安を内包） 送料条件を商品ページ・トップ・画像で三重表示 SNS用ABOUTページを作成（実在性・理念・約束） お客様の声を長文で掲載（写真/生活シーン） コンビニ/スマホ/後払いを導入 Instagram/LINE公式の最低限整備（プロフィール/ハイライト/タグ） 文言を顧客目線に修正（不安潰し＆安心の先出し） まとめ（厳しめに） ・やってない＝売上を捨てている項目がほとんどです。 ・部分最適ではなく**“顧客の購入体験”全体で最適化**してください。 ・小手先の一発逆転より、10個を当たり前にやるほうが早く確実に伸びます。 「次に何をやるか」はもう決まりましたね。上から順に実装、今日から進めましょう。やれば変わります。 音声はこちら▶︎

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