仕事が速い人は何が違う?爆速でクリエイティブを作る僕の「仮説思考」と仕事の進め方 今日は「なぜ三浦はそんなに仕事が速いのか?」という話をしていきたいと思います。 最近、EC家庭教師を受けてくださっている方から、 「バナーを作って、動画を作って、LPを直して、広告まで入稿するスピードがめちゃくちゃ速いですよね」 と言っていただくことが増えました。 自分ではずっとこのやり方で仕事をしているのであまり意識していなかったんですが、いろいろな人と仕事をしていると、確かに僕は「考えてから手を動かすまで」がかなり速い方なんだと思います。 じゃあ、なぜそんなことができるのか。 僕が重要だと思っているのは、大きく2つです。 ①仮説思考を鍛えること②自分なりの仕事の「型」を作り、やらないことを決めること 今回は、僕が普段EC支援をするときにどんなことを考えているのかも含めて、この「仕事を速くする考え方」について詳しく話していきます。 最近、EC家庭教師で僕自身のレベルがかなり上がったと感じています 最初に少し、僕がやっている「EC家庭教師」について話をさせてください。 自分で言うのもあれなんですが、ここ最近、EC運営についてアドバイスできる範囲がかなり広がったと感じています。 もちろん100%成果を出せます、なんてことは絶対に言えません。 ただ、特にMeta広告については、6月に自分自身でもかなりの広告費を使って運用したことで、一段階レベルが上がった感覚があります。 ドラゴンボールで例えるなら、ラディッツと戦っていた頃から、一気にフリーザと戦うくらいまで来たような感覚です(笑)。 広告によって自分自身の事業の売上のキャップを外せた経験も大きいですし、それと並行して、現在は10〜20店舗ほどのECを支援しています。 つまり、自社だけではなく、いろいろな商品、価格帯、顧客層、フェーズのECで、 「この訴求だったらいけるんじゃないか」 「この広告クリエイティブは当たりそう」 「LPのここを変えたら数字が動くんじゃないか」 という仮説を毎日のように立てて、実際に検証しています。 当然、うまくいくものもあれば、うまくいかないものもあります。 でも、うまくいかなければ、 「じゃあ、なぜダメだったのか?」 「次は何を変えるのか?」 を考えて、また検証する。 これを何店舗分も繰り返しているので、自分の中にものすごい勢いで事例が蓄積されていきます。 最近ではクライアントさんから、 「三浦が作った広告キャンペーンだけ当たるんですよね」 と言われることも増えてきました。 もちろん、それも100%ではありません。 ただ、広告だけではなく、LP、クリエイティブ、SNS、商品設計などを含めて「Meta広告で収益を最大化するためにEC全体をどうするか」というところまで見られるようになってきた感覚があります。 「やり方を教える」だけでは、意外とうまくいかない EC家庭教師を続けていて、もう一つ面白いことに気づきました。 僕が、 「こういう広告を作ってください」 「こういう訴求にしてください」 「ここを直してみてください」 と伝えて、クライアントさん自身に作業してもらうケースがあります。 ところが、それだとなぜか思ったほど成果が出ないことがある。 完成したものを見ると、 「いや、そこじゃないんですよ」 となるんです。 言葉の組み方が少し違ったり、強調する場所が違ったり、広告で最初に見せるポイントが違ったりする。 一つひとつは小さな違いなんですが、その小さな違いが積み重なると、広告の結果が大きく変わってしまいます。 だから最近は、僕自身がその場で手を動かすことが増えています。 ChatGPTを使ってブログLPを作る。 バナーを作る。 動画素材をもらってCapCutで編集する。 広告クリエイティブを作る。 Meta広告の管理画面に入稿する。 Shopifyの商品ページを修正する。 必要であれば、その場でどんどんやります。 単純に、 「こうしてくださいね」 と宿題を出して終わるのではなく、 「こうやるんですよ」と僕が実際に作って見せる。 その方が圧倒的に速いんです。 しかも、ミーティングを録画しておけば、後からその作業を見返して、 「三浦はここを見て、こう考えて、こう直したんだ」 と学ぶこともできます。 つまり、 先に結果につながる形を作る → その過程を見て学んでもらう という順番です。 最近は、このやり方が短期的な成果と長期的な学習の両方につながりやすいと感じています。 EC家庭教師は「相談する場所」というより、一緒に手を動かす場所 僕のEC家庭教師には、短期集中で取り組むコースのほか、1回、4回、12回といった形で利用できるコースがあります。 例えば、短期間でECを立ち上げたり広告を改善したりしたい場合は、一定期間に集中してミーティングを行う。 一方、 「毎月1回、ECの状況を一緒に見てほしい」 「広告やストア分析を定期的にチェックしてほしい」 という人なら、12回を使って月1回くらいで進めることもできます。 利用期限を厳しく設定しているわけではないので、必要なタイミングで使ってもらうこともできます。 実際、ミーティングではかなりいろいろなことをします。 ストア分析を見て、 「ここ数字悪いですね」 となったらLPを見る。 SNSを見て、 「この動画コンテンツ、広告だけじゃなくInstagramのオーガニックでも使った方がいいですよ」 となれば、その施策を考える。 広告クリエイティブが足りなければ、 「じゃあ今日作って入れておきましょうか」 と、その場で作ることもあります。 経営そのものの壁打ちをすることもあります。 僕としては「コンサルティング」というより、 ECの状況を見ながら、その場で必要なことをどんどんやる という感覚の方が近いです。 なぜ、そんなスピードで判断できるのか? ここからが今回一番伝えたい話です。 こういう仕事をしていると、 「なんでそんなにすぐ判断できるんですか?」 と聞かれます。 僕が思うに、その理由の一つが、 「仮説思考」 です。 仮説思考というのは簡単に言えば、一つの情報を見たときに、 「もしかして原因はこれじゃないか?」 「こうしたらこうなるんじゃないか?」 「このお客さんはこう感じているんじゃないか?」 と、複数の可能性を考えることです。 一つの情報を渡されたときに、仮説が1〜2個しか出ない人と、10個出る人では、その後の仕事のスピードが全然違います。 仮説が多ければ、 「じゃあまずこれを確認しよう」 とすぐに動けるからです。 僕の仮説思考は、パワハラ上司によって鍛えられた これはあまり格好いい話ではないんですが(笑)、僕が独立する前に勤めていた2社では、上司がかなり厳しい人でした。 何かを持っていくと、 「ああ言えばこう言う」 みたいな状態だったんです。 当然、怒られたくないじゃないですか。 だから資料を出す前から、 「これを言ったら、こう返されるかもしれない」 「じゃあ、こう聞かれたらどう答える?」 「この数字を突っ込まれたら?」 「こういうケースだったら?」 と、めちゃくちゃ考えていました。 その準備で徹夜することも普通にありました。 当時は大変でしたが、結果的にこの経験によって、 自分のアウトプットに対して相手がどんな反応をするかを先回りして考える という癖がつきました。 これはECでもめちゃくちゃ重要です。 例えば広告を作るときも、 「この広告を見たお客さんはどう思う?」 「ここで疑問を持つんじゃない?」 「この価格を見たら高いと思わない?」 「じゃあ、その疑問に対する答えをLPに入れた方がいいんじゃない?」 と先回りして考える。 これも全部、仮説です。 「なぜ?」を考えない振り返りは、もったいない もう一つ、仮説思考を鍛えるために重要なのが、 「なぜ?」を考えることです。 例えばイベントに出店したとします。 来客数が何人。 購入率が何%。 客単価がいくら。 売上がいくら。 ここまで集計して、 「今回は売上○万円でした。良かったです」 で終わってしまう人が結構います。 でも、大事なのはそこからです。 なぜ、その売上になったのか? を考える。 来客数が多かったからなのか。 購入率が高かったからなのか。 客単価が高かったからなのか。 さらに、 「なぜ購入率が高かったんだろう?」 「なぜ今回は客単価が上がったんだろう?」 と掘っていく。 この「なぜ?」を繰り返す癖をつけることが重要です。 仮説を作るためには「比較できるデータ」を残しておく ただし、一つの数字だけを見て「なぜ?」を考えるのは難しいです。 そこで重要になるのが比較です。 例えば、 春のイベントではこうだった。 秋のイベントではこうだった。 夏はこうだった。 冬はこうだった。 と数字を並べる。 すると、 「秋だけ購入率が高い」 「夏だけ客単価が低い」 といった違いが見えてきます。 違いが見えれば、 「なぜ秋は購入率が高かったんだろう?」 という仮説を立てられます。 Meta広告も同じです。 夏のCPA。 秋のCPA。 冬のCPA。 クリエイティブ別のCTR。 LP別のCVR。 こういった情報をきちんと残して比較すれば、 「なぜこの時期だけ数字が違うんだろう?」 と考えられる。 ところが、 「比較してみましょう」 と言うと、そもそも過去の数字を残していないケースが結構あります。 だから僕は、 比較できる情報をストックして整理しておくこと がものすごく重要だと思っています。 売上100万円を「100万円」のまま見ない 例えば、今月の売上が100万円だったとします。 そこで、 「今月は100万円でした」 で終わらせない。 なぜ100万円だったのかを分解します。 アクセス数は? 購入率は? 客単価は? リピートは? 新規顧客は? それぞれを分解していくと、100万円という一つの数字の中に、いろいろな要素が入っていることが分かります。 そして、 「200万円にしたい」 のであれば、 「じゃあ何を倍にする?」 と考える。 アクセス数なのか。 購入率なのか。 客単価なのか。 さらにアクセスを増やすのであれば、 「どこから集客する?」 と考える。 店舗なのか。 Meta広告なのか。 Googleなのか。 Xなのか。 SNSのオーガニックなのか。 こうやって一つの数字からどんどん分解していくと、 「次に何をするべきか」が具体的な行動として見えてきます。 これが仮説思考です。 一つの情報から10個の解釈ができる人になる 仮説思考は、今日から突然できるようになるものではありません。 僕自身も、長い時間をかけて身につけてきました。 ただ、普段から意識することはできます。 何か数字が出たら、 「なぜ?」 と考える。 お客さんから反応があったら、 「なぜこの反応だった?」 と考える。 広告が売れたら、 「なぜ売れた?」 と考える。 逆に売れなかったら、 「なぜ売れなかった?」 と考える。 そして、過去のデータと比較する。 これを何度も何度も繰り返していると、あるとき一つの情報を見ただけで、 「あれかもしれない」 「いや、こっちかもしれない」 「だったらこれも確認した方がいいな」 と、複数の仮説がパッと浮かぶようになります。 そうなると、仕事はかなり速くなります。 僕がバナーを作るのが速いとか、LPを直すのが速いとか、広告を入稿するのが速いというのも、単純にパソコン操作が速いからではありません。 作り始める前の段階で、「たぶんここだろう」という仮説があるから速いんです。 考える時間をなくしているわけではありません。 むしろ普段から考え続けているから、必要な瞬間にすぐ答えを出せる。 これが僕の仕事のスピードを作っている大きな理由だと思っています。 ぜひ皆さんも、日々のEC運営で数字やお客様の反応を見るときに、 「なぜこうなったんだろう?」 を一段深く考える癖をつけてみてください。 その積み重ねが、EC運営だけではなく、仕事全体の判断力とスピードを大きく変えてくれると思います。 音声はこちら▶︎