こんにちは、三浦です。 今回は「新商品の値付けと商品開発のリサーチはどうしていますか?」というテーマで、サロンメンバーからいただいたご質問にお答えしていきます。 値付けの基本方針はチャネル別 値付けに関しては、まず大きく分けて2つの販売チャネル──モールと自社サイト──で考え方を分けています。 モールでの値付け:相場優先 モールは新規集客を重視する場です。お客様が比較しやすい環境にあるため、価格競争が避けられません。そのため、僕は他社商品との相場を見ながら値付けを行います。売れ行きを見ながら、価格を上下させて最適な価格帯を探る "回転型" のスタイルです。 自社サイトでの値付け:利益と継続性優先 一方、自社サイトではお客様との関係性やブランド価値を重視しています。僕は、まず「どれくらい利益を確保したいか」から逆算し、お客様が納得して続けてくれそうな価格に設定します。例えばプロテインの場合、1杯あたり267円。これは朝や夜の置き換え食として十分手頃で、無理なく継続してもらえる価格帯だと判断しています。 高ければ利益は取れるかもしれないけど、継続されなければ意味がありません。長期的な信頼関係を築く価格設定を大切にしています。 値付けはリリース後も調整可能 多くの方が誤解しがちですが、値段は一度決めたら終わりではなく、リリース後に変えても全く問題ありません。実際、売れ行きやお客様の反応を見ながら価格を調整することはよくあります。 大切なのは、「この価格なら買ってもらえる」という最適な価格帯を探し続けることです。 新商品のリサーチは“常に”している 次に、リサーチについて。 僕は日常的にリサーチしています。何か特別な時間を設けるというより、生活や仕事の中で常にアイデアを探している感覚です。お客様との会話からヒントを得ることも多く、自分の生活の中で「これ欲しいな」と思ったことから商品化することもあります。 自分が熱意を持ってコンテンツ発信できる商品か? 自分のライフスタイルに組み込めるものか? この2点は商品開発の基準にしています。 ブランド作りで大切なこと 質問者の方のように、これまでAmazonで相場に合わせた売り方をしていた場合、ブランドを一から作るのは大きな転換かもしれません。でも、他社と差別化したいなら「自分が本当に作りたい、欲しいと思う商品」を起点にするのが近道です。 売れそうなものを“ただ作る”ではなく、「この商品、めっちゃいいんですよ」と本気で言えるものに取り組む。これがブランドを形にしていくうえで、とても大切だと僕は考えています。 24時間“考えられる状態”をつくるには よく「ずっと商品やビジネスのこと考えられません」という声も聞きます。 僕自身も、年に数回は全く何も考えられなくなる期間があります。でも、それも含めて人間らしい自然なリズムだと思っています。 それでも、普段から商品やブランドのことを考え続けられるようにするには、「自分の時間の確保」と「商品の理解度を高める努力」が必要。 僕の場合は、クライアントワークをやめて自分の事業に集中したり、本を読んで知識を深めたりしました。知識と情熱があれば、自然と“もっと考えたい”状態に近づきます。 既存商品の値上げで気をつけていること 値上げする際は、必ずお客様に対してのコミュニケーションを徹底します。直前に購入してくれた方には返金対応をするなど、お客様の「損した気分」をできる限り軽減する努力をしています。 また、値上げ後は一時的に売上が下がることもありますが、3ヶ月ほど経てば新しい価格に納得してくれる層が集まり始め、再び売れるようになるケースが多いです。焦らず、粘り強く続けていきましょう。 今回の内容が少しでもヒントになれば嬉しいです。 このサロンの価値は、こうしたリアルな質問に対して僕が直接答えられることだと思っています。気になることがあれば、ぜひ遠慮なくコメントやLINEで質問ください。 それでは、また次回もよろしくお願いします! 音声はこちら▶︎