皆さん、こんにちは。今回は「自前で作るアフィリエイトネットワークの作り方」について、実践的かつ具体的にお話ししていきます。 アフィリエイトの基本構造とは? アフィリエイトとは、成果報酬型の広告手法です。インフルエンサーやブロガーなどに商品を紹介してもらい、その紹介経由で売上が発生した場合に報酬を支払う仕組みです。ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を利用するケースが一般的ですが、実はこの仕組み、自前で構築することも可能です。 自前でアフィリエイトを組む仕組み アフィリエイトの本質は「誰経由で購入があったかを計測できること」。この仕組みさえあれば、ASPを介さなくても運用できます。たとえば、ShopifyなどのECプラットフォームでは、以下のようなアプリでアフィリエイト機能を実装可能です。 ・アフィッチ(日本) ・GoAffPro(海外) ・Affiliate.ly(海外) ・Collabs(Shopify公式アプリ) これらのアプリでは、紹介用URLの発行や報酬率の設定、成果の計測が簡単にできます。 報酬設計の考え方 報酬の設定は、相手の立場に立って設計することが大切です。例えば、商品価格が3,000円で、報酬が300円(10%)だった場合、それがインフルエンサーにとって魅力的かどうかを考えましょう。撮影や投稿の手間を考慮すれば、1件500円〜2,000円程度が妥当な場合もあります。 募集方法:DMと紹介制度 アフィリエイトパートナーを探すには大きく2つの方法があります。 1. SNSでDM開拓 Instagramなどで自社と相性の良さそうな人にDMを送り、報酬条件を提示してお願いする。条件提示がないとスルーされやすいため、事前に設計しておきましょう。 2. 既存顧客を巻き込む 顧客向けに紹介制度を設けるのも有効です。例えば「1人紹介につき2,000円」などの報酬を設定し、メルマガ等で告知します。友人からの紹介は信頼度が高く、成約率も高いのが特徴です。 計測方法について Shopifyではアプリを使えば簡単に計測可能ですが、他のプラットフォーム(BASE、STORESなど)では、Googleアナリティクスとパラメータ(UTM)の設定によって同様の計測が可能です。ただし、難易度が高めなので、最初はShopifyでの導入をおすすめします。 注意点と運用の工夫 ・商品だけ欲しくて登録してくる人も多いため、LINEなどで事前にやりとりする体制を整える ・条件や支払い基準を明確に伝える ・登録者全員に商品を送らず、関係性が築けた人だけに提供する ASPとの違いと使い分け A8.netなどのASPは手軽ですが、初期費用や月額費用がかかり、コストが重い場合があります。スタートアップや小規模事業者の場合、自前で仕組みを整えた方が柔軟かつコスト効率が高いです。 最後に アフィリエイトは「やれば売れる」わけではありません。継続的な関係性構築と、地道な営業活動が必要です。仕組みを理解し、ガツガツ広げていくことで、少しずつ成果に結びついていきます。 もしShopifyで自前アフィリエイトの仕組みを作ってみたいという方がいれば、1時間の個別相談も対応可能です。気になる方は公式LINEまでご連絡ください。 音声はこちら▶︎