こんにちは。 今回のテーマは「LINEの活用術」。すでに何度も話してきた内容ではありますが、初めての方にも役立つ本質的な話を改めてまとめます。 LINEはツールである前に“接客ツール”である LINE活用というと、すぐにLステップやELMEなどの自動化ツールに走りがちです。しかし、関係性ができていない段階で自動化を進めるのは本末転倒です。まずは、アナログで地道に「人対人」の会話を重ねるところからスタートすべきです。 たとえば、公式LINEをスマホアプリで運用し、実際にお客様と1件ずつ会話してみてください。どんな内容が喜ばれるのか?どんな反応があるのか?これを知らずに自動化しても、お客様との距離は縮まりません。 コミュニケーションの本質は“意思の疎通” お客様が商品を買う理由。それは「人生が少しでも良くなりそう」と思える情報を受け取っているからです。つまり、信頼や共感が生まれているということ。そのために必要なのが、丁寧なコミュニケーションです。 コミュニケーションには【質と頻度】が大切です。高品質な発信を、適度な頻度で行うこと。この積み重ねがLINE活用の基本です。 セグメント配信の重要性と実践方法 LINEでは、以下のようにユーザーを分類し、それぞれに合った配信を行うことが可能です: ・購入前/購入後 ・開封してくれる人/してくれない人 ・エンゲージメントの高い人/低い人 これらを分けて配信することで、ブロック率を抑えながら売上を最大化できます。 LINEビジネスマネージャーの活用 特に有効なのが「LINEビジネスマネージャー」との連携。ShopifyなどからダウンロードしたCSVリスト(メール・電話番号)を使って、エンゲージメントの高いユーザーだけにLINE配信することが可能になります。これにより、効率よくセールスをかけることができます。 リッチメニューは“右下”が最強 LINEの中で最も売上が上がる導線は、配信リンクではなく“リッチメニュー”です。そして最もクリックされやすいのは「右下のボタン」です。キャンペーンや特集など、必ず見てほしいコンテンツは右下に配置しましょう。 一斉配信で“会話のきっかけ”を作る 売上が月100万円未満の規模であれば、特に「双方向コミュニケーション」が重要です。配信で「うちの商品、なぜ買ってくれたんですか?」と投げかけてみてください。反応してくれた人が次の見込み顧客です。 スタンプで反応を集めて“エンゲージメントリスト”を作成 「○○しようと思ってます。どう思いますか?スタンプで教えてください」といった軽い質問で、スタンプ返信を集めます。そのアクションを基に、開封者・反応者のリストを新たに作り、そこに向けた濃い配信を行うことで、売上が上がります。 自動化=悪ではない。けれど… ステップ配信は非常に有効ですが、「ロボ感」のある配信は嫌われる傾向もあります。情報提供の量は大事にしつつ、初回メッセージでは必ず自己紹介や目的説明を添えましょう。 例: 「私たちは、より良いコミュニケーションのためにLINEでの発信頻度を少し増やします。ご理解のほどよろしくお願いします。」 配信数の課金にビビるな LINE公式アカウントは3万通までが月額1.65万円で、それを超えると追加課金が発生します。ですが、広告に10万円使うより、5万通配信して売上が上がるなら、追加課金は“投資”です。実際に月15万円程度かけて売上を伸ばしている事例もあります。 最後に:LINEは接客の延長線上 店舗でお客様と自然に会話するように、LINEでも気軽に、でも丁寧にコミュニケーションを取るべきです。情報を届けるだけでなく、会話をする。それがLINEの真の価値です。 音声はこちら▶︎