今週は、あらためて「ブランドコンセプトを本気で考える」1週間にします。僕の発信をずっと聞いてくれている方は耳タコかもしれませんが、もう一度、徹底して向き合ってもらいたいテーマです。 なぜなら、商品そのもので差別化するのが限りなく難しい時代に突入しているからです。競合が増え、売れたものはすぐに真似される。OEMやクラファンなど、誰でも商品をつくれる環境で、モノだけで勝負するのは無謀です。 【独自性があるかどうかで、すべてが決まる】 たとえば、「トマトを100円で売っていたら、隣に90円で売る店が出てきた」。この構造がビジネスの本質です。差別化できなければ、価格を下げるか、広告にコストをかけるしかなくなる。 でも、独自の打ち出し=ポジショニングが明確であれば、価格を自分で決められるし、広告費も少なく済みます。これがブランドコンセプトを固めるべき理由です。 【独自性=唯一無二のポジションを取ること】 僕の例で言えば、「断食プロテイン」は世の中に他にないポジションでした。だからヒットしました。その前の「バターコーヒー」「チャコールドリンク」も同じ。 逆に、他と似たような商品、ありきたりな打ち出しでは、広告費をかけても埋もれていきます。 【コンセプトは“お客様への約束”】 ここでよくある誤解が、「お客様の声だけでコンセプトを決めようとする」こと。でもそれは違う。コンセプトとは、“自分が誰のどんな課題をどう解決するか”という意思表明であり、約束です。 そのためには、お客様への理解が必要不可欠。解像度を上げる努力をしていきましょう。 【まずは徹底的にお客様を知る】 「なぜ買ってくれたのか?」「何に喜んでくれているのか?」「実際にどう使っているのか?」「リピートしてくれているのか?」 これらを、LINEでヒアリングして深掘る。曖昧な答えで終わらせず、具体的に掘り下げる。 クアーズビールの例でも、膨大なアンケートよりも「エンゲージメント高い人への1時間のインタビュー」が有益だと言われています。まさにそれです。 【独自性×具体性=伝わるコンセプト】 コンセプトで大事なのはこの2軸: ・独自性(唯一無二):他社が絶対に言っていない打ち出し ・具体性(わかりやすさ):小学生でも伝わるくらいシンプルに たとえば「1人EC」「断食プロテイン」などは、聞いただけで“他と違う”とわかるし、イメージも湧く。これが強い。 【今週やるべきこと】 1週間、ブランドコンセプトを本気で考える時間を取りましょう。 ・Notionにまとめた質問シートを活用して、お客様の解像度を上げる ・自分のコンセプトを“1行”で言えるようにする ・そのコンセプトが独自性と具体性を備えているか確認する このプロセスを経て、SNS発信やLP・広告の訴求力が段違いに変わってきます。 【最後に】 情報過多な今の時代、「良い情報を出しても見つけてもらえない」が現実です。だからこそ、目立つコンセプト=ポジショニングが必要。 今週1週間、ちょっとしんどくても一緒に取り組みましょう。自分のブランドは誰に、何を、どう提供するのか。それを“たった一言”に凝縮できるまで、突き詰めましょう。 成果はそこから始まります。 音声はコチラ▶︎