こんにちは。
今日は、ブランド運営において欠かせない「ブランドコンセプトの決め方」について、改めて深掘りしていきます。
今週はずっと「ブランドのコンセプトを決めよう」というテーマで進めてきました。
なぜここまで強調するのかというと、ブランド運営で売上を上げたいなら、ただ商品を売るだけじゃダメだからです。
「売れる実感」を得るためには、自分のブランドの価値を高めるしかない。そのために、自分で意思決定する力を鍛えることが必要なんです。
お客様の声は「材料」であって「決定権」ではない
月曜・火曜にお伝えしたのは、お客様の声をしっかり聞こう、という話でした。
お客様が何を求めているのかを聞き、それに応える努力は大事です。
ただし、ここが重要です。
お客様の声をそのままブランドコンセプトにするな。
一見すると正しそうですが、それだけでは弱いブランドになります。
なぜか?
お客様のニーズは変わるし、全員の意見を聞いていたら、誰にも刺さらない中途半端なブランドになるからです。
そして、自分で決めていないから、うまくいかない時に言い訳しやすくなります。
「お客様がこう言ったから…」では、強いブランドになれません。
モールと自社サイトの違いを理解する
楽天やAmazonのようなモールは、比較検討される前提で作られた仕組みです。
だから、競合に合わせて戦略を練るのが合理的ですし、商品スペックや価格が優先されます。
一方、自社サイトは違います。
お客様は合理的ではなく、情緒的な部分で共感します。
だからこそ、「あなたが何をしたいのか」というストーリーが求められるのです。
「誰と付き合わないか」を決める勇気
ブランドコンセプトを決める上で大事なのは、「誰と付き合いたいか」と同時に、「誰と付き合わないか」を決めること。
お客様の中には、ぞんざいでリスペクトを感じない人もいます。
そんな人に合わせてまで、ブランドを歪める必要はありません。
「この人たちには価値を提供しない」と決めることが、逆にブランドの強さになります。
ブランドコンセプトは決断するもの
ブランドコンセプトは「決めるもの」です。
お客様の声をヒントにして、自分がやりたいこと、社会にどう貢献したいかを自分の言葉で決める。
そこに熱がこもるから、肉付けも広がり、語れるストーリーになる。
決める勇気がないと、言い訳の効く弱いブランドになり、いざという時に伸び悩みます。
商品作りとコンセプト作り、どちらが先か?
結論から言うと、どちらでもいいです。
商品がないなら、コンセプトを決めてから商品を作る。
商品があるなら、コンセプトで肉付けする。
ただ、商品が「ただ売れそうだから仕入れた」だけなら、一度立ち止まって、自分が本当に世の中に提供したい価値を考えるべきです。
例えば「社会の脂肪を減らす」というような、社会課題に紐づけるのもいいでしょう。
無料に固執する人は、成長が遅い
無料の情報や施策にこだわる人もいますが、無料では本気度も覚悟も弱い。
だから、失敗しても学べないし、成長が遅い。
売り上げを伸ばすなら、リスクを取ることは必須です。
自己投資もブランド運営の一環だと考えましょう。
ゴールデンサークル理論も参考に
最後におすすめのフレームワークとして「ゴールデンサークル理論」を紹介します。
Why(なぜやるのか)→How(どうやるのか)→What(何をやるのか)
ブランドコンセプトを考える際に、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ
強いブランドを作るには、お客様の声を参考にしつつも、自分の意思で決断することが大切です。
誰と付き合うか、何を約束するか、どう貢献するか。
それを決めるのは、あなた自身です。
一歩踏み出して、自分の声を聞き、決断してみてください。
必ず売り上げに、そしてあなたの満足感に返ってきます。
もし質問や相談があれば、遠慮せずに聞いてくださいね。
一緒に強いブランドを作っていきましょう。