はい、皆様おはようございます。ということで今日もやっていきたいと思います。 今日のテーマは、 「Shopifyの人と会食してきたので、最新の空気感を共有します」 という話です。 ただ、最初に謝っておきます。 最新情報、あまりありません。 なぜなら、聞くのを忘れたからです。 本当は、Shopifyの新機能とか、今後のアップデートとか、そういう話をちゃんと聞いてくるべきだったんですけど、普通に会話が楽しすぎて、EC業界の話とか、筋肉の話とか、そういう話ばっかりしてしまいました。 完全にミスです。 でも、話していてすごく感じたことがあります。 それは、Shopifyがまた「コミュニティ感」を大事にし始めているんじゃないか、ということです。 以前のShopifyは、Shopify PlusやAdvancedプランを増やすような方向性が強かった印象があります。もちろんビジネスなので、それ自体は当然です。 ただ、最近は少し空気が変わっていて、もっと小さなマーチャント、つまり僕らのようにShopifyを使ってECを運営している人たちを、本質的に支援していきたいという流れがあるように感じました。 福岡や大阪でも勉強会やイベントを開催しているらしく、これからローカルでもShopifyを軸にしたコミュニティが広がっていきそうです。 これはかなり良い流れだと思っています。 僕がShopifyに出会ったのは、だいたい8年くらい前です。 当時は、Shopifyを使っている人も少なくて、中の人との距離も近くて、すごくコミュニティ感がありました。 でも、当時いたShopifyの人たちは、もうほとんどいなくなってしまいました。 なので正直、今のShopifyの中の人たちは、超バリバリの外資系ビジネスマンみたいな人たちだったらどうしようと思っていたんです。 でも実際に会ってみたら、普通にめちゃくちゃ良い人たちでした。 柔らかいし、話しやすいし、ちゃんとマーチャントのことを見ている感じがした。 これだけで、僕のShopifyへの愛情がまた上がりました。 やっぱり中の人と話せると、ファン度って上がりますね。 Shopifyは世界中で使われている巨大なECプラットフォームです。 だからこそ、細かい機能の話だけではなく、 EC業界全体をどう良くしていくかマーチャントをどう支援するかどういうコミュニティを作るか そういう大きな話になっていくのだと思います。 一方で、日本のEC業界には、日本独自の構造もあります。 たとえばEC FORCEのような国産カートが強い理由も、単純にシステムの良し悪しだけではありません。 広告代理店、運用代行、LP、CRM、定期通販。 そういう日本のインターネット販売の構造に合っているから選ばれている部分があります。 だからShopifyが日本でさらに広がるには、機能だけではなく、運用者、制作会社、マーチャント、コミュニティが一体になっていく必要があると思います。 そして、今回改めて思ったのが、 やっぱり僕はShopifyが好きだということです。 Shopifyは、自分たちでブランドを作る人に向いています。 自分たちで商品を作り、自分たちで顧客と向き合い、自分たちで発信し、自分たちで改善していく。 そういう人にとって、Shopifyはすごく相性が良い。 なので、これからも僕はShopifyを使う人たちを応援したいですし、Shopifyが日本でもっと広がっていくことに貢献したいと思っています。 ただ、そのためには「移行しやすさ」も大事です。 BASEや他のカートからShopifyに引っ越したいという相談は結構あります。 でも、移行費用が数十万円から100万円くらいかかることもある。 もちろん工数があるので、10万円、20万円くらいかかるのは分かります。 でも、もう少し気軽に、 「ちょっとShopifyにしてみたい」 と思える環境が増えると、日本の小規模ECはもっと変わると思います。 そして後半では、実際に参加者さんのサイトを見ながら話をしました。 たとえば、骨格模型の「忍者アナトミー」という商品について。 これは本当に面白い商品でした。 胴体が動く骨格模型で、セラピスト、治療家、ピラティス指導者、解剖学を学ぶ人に向けた商品です。 ただ、最初に見たときに思ったのは、 「この商品の価値が、ファーストビューで伝わりきっていない」 ということでした。 たとえば「動きを扱う専門家のための骨格模型」という表現がありました。 悪くはないです。 でも少し曖昧です。 動きとは何か。 身体の動きなのか。運動指導なのか。解剖学的な可動なのか。関節や胴体の仕組みなのか。 買う人が専門家であればあるほど、ふわっとした表現よりも、具体的でロジカルな言葉の方が伝わります。 この商品で本当に伝えるべきことは、 「胴体が動く骨格模型」 ということだったんです。 だったら、それを最初に言った方がいい。 世の中には、固定された骨格模型はたくさんあります。 でも、胴体の動きを見せられる模型は少ない。 そこが価値なら、短くかっこよくまとめようとするより、 「胴体の動きまで見せられる骨格模型」 と具体的に伝えた方がいい。 これは、どんなECサイトでも同じです。 商品の価値を、売り手側は分かっています。 でも、初めて見るお客様は分かっていません。 だから最初の一言で、 「これは誰のための商品なのか」「何が他と違うのか」「なぜ必要なのか」 を伝える必要があります。 特に専門性の高い商品ほど、雰囲気より具体性が大事です。 世界観も大事です。 ブランドストーリーも大事です。 でも、最初から「忍者をモチーフにしています」と言われても、初めて見る人は少し戸惑います。 まずは価値。 そのあとに世界観。 この順番が大事だと思います。 さらに、動画の使い方についても話しました。 ECサイトでは、動画はかなり強いです。 ただし、お客様に再生ボタンを押してもらう前提だと、ほとんど見られません。 だから、スクロールしたら自動で再生されるオートプレイ動画を入れた方がいい。 Shopifyなら、動画セクションを使って、もっと視覚的に商品の魅力を伝えることができます。 特にアパレル、雑貨、道具、専門商品などは、動画の力が大きいです。 言葉を増やしたくないブランドほど、動画で伝えるべきです。 もう一つ、今回話していて大事だと思ったことがあります。 それは、サロンメンバーとの対談をもっと増やしたいということです。 昨日、Shopifyの人と話していて、アメリカではポッドキャストがかなり浸透しているという話になりました。 有名なインタビュアーが、ビジネス、格闘技、筋肉、栄養など、いろんなテーマで話を聞いていく。 それが面白いらしいんです。 で、僕も思ったんです。 これ、サロンでもできるんじゃないかと。 今までは、僕がアドバイスする形が多かったです。 「サイト見ます」「こうした方がいいです」「ここを直しましょう」 みたいな。 もちろんそれも大事です。 でも、それだけじゃなくて、 「なぜその商品を作ったのか」「どんな背景があるのか」「どんなお客様に届けたいのか」「今どんな課題があるのか」 をインタビューするコンテンツがあっても面白いと思いました。 EC事業者のストーリーって、普通に面白いんですよ。 商品が生まれた背景。最初のお客様。売れなかった時期。改善したポイント。今の悩み。これからやりたいこと。 こういう話って、他のEC事業者にとってもすごく励みになると思います。 うまくいっている人だけを紹介するのではなく、 今まさに頑張っている人の話を聞く。 そのブランドの背景を知る。 その商品を作った人の想いを聞く。 こういうコンテンツを増やしたいです。 たとえば、忍者アナトミーの話もそうです。 「なぜ胴体が動く骨格模型を作ったのか」 この話、絶対面白いじゃないですか。 ハーブティーのブランドなら、 「なぜそのハーブティーを作ったのか」 インスタグラマーの方なら、 「どうやって発信を積み上げてきたのか」 そういう話を聞きたい。 なので、これからは僕から、 「ラジオ出てくれませんか」「ブランドの話を聞かせてもらえませんか」「商品開発の背景を教えてもらえませんか」 と声をかけることが増えると思います。 これはアドバイス企画ではなく、インタビュー企画です。 EC事業者のストーリーを共有するコンテンツ。 これ、かなり面白くなる気がしています。 結局、ECって商品を売るだけではありません。 人がいて、背景があって、悩みがあって、挑戦があって、その先に商品があります。 そして、そのストーリーこそが、ブランドの価値になります。 Shopifyの話から始まりましたが、今日改めて思ったのは、 ECはシステムだけでは伸びない ということです。 Shopifyを使ったから売れるわけではありません。 良いテーマを選び、良い商品を作り、その価値を具体的に伝え、お客様と関係性を作り、仲間と学び合う。 そこまで含めて、EC運営です。 だからこそ、Shopifyのコミュニティ感が戻ってきそうなのは、すごく良いことだと思います。 そして、僕自身もその流れに乗って、 Shopifyのこと、EC運営のこと、サロンメンバーのブランドのこと、商品の背景のこと、 もっと発信していきたいと思います。 ということで、今日は以上です。 Shopifyの最新機能は聞き忘れました。 でも、Shopifyへの愛情はかなり増えました。 次はちゃんと聞いてきます。 多分。 音声はこちら▶︎