はじめに 2日連続コラボ配信の2回目。テーマは「YouTubeで伸ばす本質」。結論から言う—アルゴリズムを攻略するんじゃない。人を理解して刺しにいく。 それがすべて。 今日の核心(要約) ・アルゴリズム=人:指標を上げる前に、人が「何を面白いと感じるか」を徹底的に考える。 ・順番を間違えるな:自己紹介や理念は後回し。“情報ファースト → 最後に思想”。 ・企画が9割:始める前に競合を洗い出し、「空いている椅子」に座る。 ・ショートは3秒勝負:冒頭3秒で“損失回避 or ベネフィット”を提示。強い絵を先に。 ・AIは“量産の逃げ”にするな:企画の必然性がある時だけ使う。 ・弱者の武器は“非効率”:顔出し・本音・手間で差別化。 ・ネガティブ訴求は強い:ただし品位のリミットを決める。 ・ニッチは“入口を広く”:専門は2割、残り8割は誰でも得するコンテンツで土台づくり。 1. アルゴリズムは人だ 「アルゴリズムって“人”と思わないとダメ。数値が悪い=価値が伝わっていないだけ。」 ・Google/YouTubeは趣味嗜好の研究結果で動いている。 ・指標は人の反応の結果にすぎない。 ・だから、**“誰の、どんな欲求/不安に刺すか”**を先に決める。 いますぐやること ・自分のN1(最も具体的な1人の顧客像)を1人だけ書き切る。 ・その人がいまクリックせざるを得ないテーマを10個出す。 2. 情報ファースト → 最後に思想 「“あなたに役立つ情報”を先に差し出す。思想や自己紹介は最後。」 ・先に価値提供、最後にWhy(なぜやるか)。一貫性が生まれ、信頼が残る。 ・有名人でも順番を間違えると伸びない。 使い方の型(毎動画) 1. 冒頭:結論/ベネフィット(情報) 2. 本編:再現性の高いHow 3. 締め:思想(Why)+軽い自己情報(次回喚起) 3. 企画が9割:空いている椅子を奪う 「コンテンツを作る前に、競合の“強み/弱み”を棚卸し。空いている椅子に座る。」 ・競合A/B/C…の得意領域をマッピング。 ・自分が勝てる“空白ポジション”を先に設計。 ・チャンネル名は後。中身が先。(チャンネル名を変えても学習はリセットされにくい) チェックリスト 競合5〜10チャンネルの企画・サムネ・導線を表で比較 自分の差別化軸: ・語り口(厳しめ/論理/ユーモア) ・露出度(顔出し/現場密着/検証) ・視点(購入者目線/運用者目線/現場者目線) 4. ショート/リールは「3秒」がすべて 「開始3秒=サムネ。見ないと損/見ると得、を即提示。」 ・強い絵を先頭に置く(最後に出すは無意味)。 例: 「一生痩せない人がやってる3つの習慣」 「サイゼで“太らない”組み合わせ3選」 ・広告も同じ発想でOK(フック→証拠→CTA)。 5. AIは“必然の道具”として 「AIでしか実現できない企画なら使う価値がある。量産のための逃げにしない。」 競合が使ってないなら一歩前へ。みんな使ってるなら使い方の差で勝つ。 まず当たっているAI×エンタメ/検証例をリサーチ→自分の土俵に転用。 6. 顔出し・本音・手間。弱者は“非効率”で勝つ 「面倒・不便・非効率にチャンスがある。顔出し&本音で一歩前へ。」 顔出しの接客や本音のレビューは信用資産。 演者力は少し誇張して伝える(スマホ越しに届かないから)。 7. ネガティブ訴求は強い(が、線引きを) 「人は“得するより損したくない”に動く。裏返しの見出しは刺さる。」 例:「痩せない人がやってる習慣」「一生太る買い方3つ」 ただし悪意ではなく、事実×改善策で締めること。 8. 事例ディスカッション ① 熟成肉ブランド(元・カビ研究者) 戦略:専門2割、誰でも得する肉コンテンツ8割 ・スーパー牛肉を“ひと手間”で旨くする ・保存・焼き方のNG/OK エンタメ路線も可:強い絵(見た目のインパクト)で刺す 媒体適性:YouTube向き。ショートは冒頭で強い絵。 ② レザーブランド(財布 vs 文具) テーマ統合に固執しない。入口は**“気になる→得する”**で広く。 例: 「革が“早く育つ”使い方3つ」 「買って後悔する革小物の特徴」 Vlog的に生活文脈で“革のある暮らし”を見せる。 ・主力(財布)は指名買い導線で拾う(概要欄・固定コメント・エンドカード)。 9. タイトル&企画アイデア(すぐ使える) 「一生痩せない人がやってる“3つの口癖”」 「サイゼで太らない組み合わせ、店員には内緒の3選」 「500回止まりのYouTubeを超える“競合棚卸し術”」 「顔出しした瞬間にCVRが上がる理由」 「AIでしか撮れない企画で再生数を取りにいく方法」 10. 明日からの実行プラン(7日間) 1日目:競合10チャンネルを表で棚卸し/空いている椅子を決定2日目:“気になる→得する”を満たす企画10本出す3日目:各企画の冒頭3秒フックと強い絵を設計4日目:台本=結論→How→Whyで1本仕上げ5日目:収録(演者力を10〜20%誇張)6日目:編集(冒頭3秒→30秒の密度最優先)7日目:公開→CTR/視聴維持を見てタイトル・サムネA/B実施 まとめ ・アルゴリズムを“人”として扱え。 ・情報を先に、思想は最後に。 ・企画が9割。椅子取りで勝て。 ・ショートは3秒、強い絵を先に。 ・AIは必然で使う。逃げにしない。 ・非効率(顔出し・本音)に勝機あり。 ・ニッチは入口を広く、専門は2割で効かせる。 配信は途中で音声切れ。続編あり。次回は「タイトル・サムネの具体的な作り分け」「ショート→ロングへの導線最適化」を深掘り予定。 音声はこちら▶︎