今回は配信で実施した「なんでも添削会」。実例ベースで、どこを直せば成果が変わるのかをズバっと**解説します。遠回りはしない。読み終わったら、そのまま直してください。 1. 喉ケアはちみつ「REVOICE HONEY」:価格・回数・使い方を“可視化”せよ 結論:値上げ・回数表示・科学的根拠の3点セットで落ちるCVRを底上げする。 価格:40gで¥540はECだと薄利。倍近くの価格帯まで検討してOK(事業が回らない価格は善ではない)。 回数表示:40g=1回5gなら8回分→1回あたり約¥60と明示。買う理由が一発で伝わる。 使い方: ・飲み方(スプーン直、紅茶、のどスプレー等)を具体的に。 ・ホットに入れて成分がどうなるかの注意も明記。 誰の喉を守るのか:対象を具体的に縦割り(ゴスペル・バンドVo・アナウンサー・講師)。 根拠:ネパール産の何が喉の状態に寄与するのか、一般論+可能性表現でロジックを補強。 ストーリー:「なぜこのブランドを始めたか」を冒頭に置く。熱量は最強の差別化。 直す順番:①価格見直し → ②回数表示&使い方 → ③ターゲット明示 → ④根拠&背景 2. ハンドメイド「ネイルチップ」:競合と“何が違う?”を一刀両断で示す 結論:バリュー1本化+安全性の理由+比較表で背中を押す。 ・USPの言い切り:「チップなのに“つけたてジェル級”のぷっくり艶」を見出しで確定。 ・安全&快適:「爪を痛めにくい理由(専用グミの粘着特性・オフ手順)」をイラスト1枚で。 ・比較表:サロン vs チップ(費用・所要時間・持ち・オフの負担)を表で1画面に。 ・可読性:小さい字は捨てる。“流し読みで刺さる”太字ワンメッセージに置換。 ・注文UX:「3ステップでサイズ・デザイン・受取」までをバナー化。 ・色設計:「イエベ/ブルベ向け」を写真と短文で並べる(迷いを潰す)。 3. 札幌発「カレー用スパイスキット」:作り方の解像度が購買率を決める 結論:「いつものカレールーに混ぜるだけ」を冒頭で断言。レシピ動画は必須。 一言で:「市販ルー+ひと振りで“翌日のカレーの深み”」 作り方を1画面: 1. ルー(例:バーモンド中辛) 2. 肉用・玉ねぎ用・仕上げ用各スパイス投入のタイミング 3. 5人前×2回分など回数提示 ・送料無料の壁:“初めてセット”を¥3,500台でワン択化→選択疲れを潰す。 ・動画1本:60〜90秒で鍋→盛り付け→家族の一口まで。音と湯気で落とす。 ・レビュー誘導:「“翌日のコク”が当日出る」など言い切り表現を集め、上部に固定。 4. マルチオイル(Instagramプロフの悩み):独自性と具体性がゼロだと刺さらない 結論:「マルチ」は広すぎ。“代表ユースケース1つ”に全振りして勝ち筋を作る。 言い換え:「マルチ」ではなく**「○○がこれ1本で完結」(例:“入浴後60秒で全身完了”**)。 違い:産地・抽出・香料・肌刺激テストなどスペックを名指しで。 誰のため:“忙しいワーママ向け”など人を特定。 数字:広告→フォロー獲得単価を必ず算出(¥200なら攻め、¥500超は要改善)。 CTA:Instagramは**“プロフィール→LINE登録”**に動線集約。ステップ配信で頻度確保。 5. 髪の悩み向けシャンプーLP:このままで走ってOK(微調整で伸びる) 結論:構成良。あとは具体性の上積みだけ。 数値化:「3週間でうねり自己評価△→○へ」など主観指標+時系列。 動画のオートプレイ問題:テーマ or アプリ側の仕様。開発元に即問い合わせで解決を。 6. ダークファンタジー雑貨:動線を“分散”させるな。LINEで束ねろ 結論:リンク集(リットリンク)は封印。“Instagram → 公式LINE”に一本化。 理由:通知とステップ配信で接触頻度を設計できるから。 導線:プロフリンク=LINE。挨拶メッセージで 1)世界観フォト 2)最新作案内 3)販売日カレンダー テキスト:ビジュアルの余韻を短編テキストで補完(“星の記憶”の背景や作者ノート)。 7. 高機能キャップ:レビューの“真の価値”と訴求軸がズレている 結論:見出しは“軽い”ではなく、お客様が褒めた点に合わせろ。 ・レビューが推している価値:匂わない/風で飛ばない/熱がこもらない。 ・見出し変換: ×「超軽い」 ○「汗をかいても匂いにくい/強風でも飛びにくい」をデカ字で ・言葉:キャップより帽子の方が誤読が少ない。 ・文字サイズ:流し見で読めるサイズに。1セクション=1主張で。 共通の必勝フレーム(そのままチェックリストで使って) 1. 価格:ECは“手に取れない”。回数単価で納得を作る。 2. ターゲット:誰のどのシーンかを名指し。 3. 使い方:最短3ステップで見せる。動画1本で決着。 4. 根拠:一般論+スペック(原料・製法・試験)で薄い不安を潰す。 5. 動線:リンクは最短1本。Instagram→LINEに集約、ステップ配信で頻度設計。 6. レビュー:お客様の言葉を見出し化。主張は顧客起点に寄せる。 7. UI:太字・大字・余白。小さい文字で語るのは自己満。 8. 指標:CPA/CPFを出せ。数字がない運用は感想でしかない。 まとめ いい商品・いい想いがあるのに、“伝え方と導線”が惜しいだけの案件が多すぎる。今日のポイントはシンプルです。 回数単価を見せろ。対象を名指ししろ。使い方を1画面で完結させろ。動線は1本に絞れ。数字で運用せよ。 ここをやれば今日から売上は変わる。言い切ります。 お知らせ “なんでも添削会”は定期開催中。Instagramアカウント、LP、商品ページ、価格設計、LINE動線、広告の数字――全部その場で直します。次回もやります。**出した人から伸びます。**準備できたら、リンク持ってきてください。 音声はこちら▶︎