AI活用で記事ブログを作成して広告配信する方法 251117

AI活用で「ブログLP」を作って広告配信する方法

今日は、かなり具体的な運用ネタです。

商品ページに広告を飛ばしているけど
「最近CPAが合わなくなってきた…」
「LP作り込む余力までは正直ない…」

そんなときに使える
AI×ブログを使った“簡易LP”の作り方をまとめておきます。

僕がEC家庭教師の現場でも実際にやっていて、
ちゃんとコンバージョンが出ているやり方です。

商品ページではなく「ブログページ」をLPにする

多くの人は、メタ広告などのリンク先を
当たり前のように「商品ページ」にしています。

もちろん、それで取れているうちはいいんですが

・以前は取れていたCPAがジワジワ悪化してきた

・そもそも商品ページに飛ばしてもCPAが合わない

こういうタイミングでおすすめなのが、

「ブログっぽいLP」を作って、
そのページを広告のリンク先にする

という方法です。

Shopifyならブログ機能、
BASEならブログ・ページ機能など、
なんでもいいので「記事ページ」を1本作ります。

中身は

・その商品の “ある一つの角度” に絞った記事

・途中途中に商品写真とボタン

・最後に商品購入への誘導

これだけです。

なぜブログLPでCPAが下がることがあるのか

ブログLPがハマるのは、ざっくり言うと

商品はすでに認知しているけど、
もっと深く知ってから買いたい人

この層に対して、
「ちゃんと情報を届けられていないとき」です。

よくあるのが、

・メタ広告で商品を何度も見ている

・興味はあるし、名前も覚えている

・でも商品ページを開くと、
自分にとっての“決め手”が見つからない

こういう人たち。

メタ側も賢いので、
「この商品を何度もタップするけど買ってない人」
みたいな層を勝手に拾いにいきます。

その人たちに、

・別の切り口のストーリー

・意外なベネフィット

・開発背景やこだわり

をブログという形で見せると
「そこ刺さるなら一回試してみるか」となりやすい。

その結果として
CPAがストンと下がるケースが出てきます。

もちろん、スカスカな文章だったら普通に売れません。
**「ちゃんと濃い記事を書けるかどうか」**が前提です。

全体像:やることはたった3つ

やることはシンプルにこの3つです。

1. 商品がなぜ売れているのかを「会話」であぶり出す

2. 会話を録音してAIにブログを書かせる

3. ブログをショップにコピペして広告のリンク先にする

順番に分解していきます。

ステップ1:売れている理由を「会話」で掘り起こす

まず最初にやるのは、記事制作ではなく「ヒアリング」です。

僕がEC家庭教師でクライアントと話すときは、
ここを5分くらいガッツリやります。

例えば、こんな質問を投げます。

・この商品って、なんでそんなに人気あるんですか?

・お客さんは、何に一番喜んでくれていると思いますか?

・業界的に見たとき、この商品の“変わっているポイント”はどこですか?

・他社商品と比べて、スペック的にどこが違うんですか?

・正直なところ、コスパってどうですか?(値段に対しての満足度)

・1日あたりに分解したら、いくら払っているイメージになりますか?

このあたりをああでもないこうでもないと話しながら、

・お客様が本当に刺さっているポイント

・その価値を裏付けるスペックや事実

・競合との違い

・価格に対する納得感

をあぶり出していきます。

ここで大事なのは、
**「自分の主張」ではなく「お客様が感じている価値」**を整理すること。

「結局、ここが一番刺さってるよね」と絞れたら、それが
ブログLPで打ち出す“1つの角度”になります。

この会話は必ず録音しておいてください。
ここから先、AIに丸投げするための素材になります。

ステップ2:録音 → 文字起こし → ChatGPTに投げる

次に、その会話をテキストにします。

1. iPhoneで会話を録音しておく

2. Apple Intelligenceなどの文字起こし機能で、音声をテキスト化

3. そのままChatGPTに貼り付けて「ブログにして」と依頼

このときの指示は、例えばこんな感じです。

「この会話をもとに、◯◯という角度でブログを書いてください」

「ターゲットは◯◯で、悩みは△△です」

「途中に商品購入ボタンを設置する前提で、流れを組んでください」

出てきた文章を一読して、
「なんかズレてるな」と思ったら、何回でも修正依頼をしてください。

・ここの表現は事実と違うので直してほしい

・この部分をもっと強調したい

・ここに競合との比較を入れてほしい

みたいな細かいオーダーを投げると、
どんどん精度が上がっていきます。

ここまでやれば、
「骨組みがしっかりした記事」がほぼ自動で上がってきます。

ステップ3:ショップのブログにコピペして整える

文章ができたら、次はショップ側の作業です。

1. ShopifyやBASEのブログ(またはページ)を新規作成

2. ChatGPTで作った文章をそのままコピペ

3. 見出し・太字・強調・改行を整える

4. 商品写真を差し込む

5. 「商品の詳細はこちら」などのボタンを設置する

画像はCanvaなどでサクッと作れば十分です。
僕はよくInstagramの投稿サイズをそのまま使っています。

・見出しのすぐ下にビジュアルを置く

・途中で「お客様の声」や「Before/After事例」を差し込む

・記事の終盤でしっかりCTAボタンを置く

このあたりをやるだけで、
普通に「それっぽいLP」になります。

ステップ4:メタ広告のリンク先をブログに変える

ページができたら、いよいよ広告側です。

・これまで商品ページにしていたリンク先を

・作ったブログLPのURLに変える

やることはこれだけです。

バナー(クリエイティブ)は

・いつも使っているものをそのまま使ってもOK

・新しく作ってテストしてもOK

どちらでも大丈夫です。

基本的な考え方としては

・クリエイティブのパターン数は多い方がいい

・LP(ブログ)と広告バナーの組み合わせで、どこが効いているかを見る

この2つを意識しておけばOKです。

どんなときにCPAが下がりやすいか

全部のケースでCPAが下がるわけではありませんが、
僕の体感で「ハマりやすい条件」はこんな感じです。

1. すでに商品ページ経由である程度は売れている

2. 認知は取れているが、決め手に欠けている

3. コモディティ寄りで、差別化ポイントが伝わりづらい

4. 開発ストーリーや、作り手の想いが強い商品

5. ブログの内容が薄くなく、読み応えがある

逆に言うと、

・当たり障りのない説明

・スペック列挙だけの文章

・「とりあえずAIに書かせただけ」のスカスカ記事

こういうのだと普通に売れません。

「刺さる切り口×ちゃんとした文章」
このセットがあって初めて、CPAが下がる余地が出てくるイメージです。

ブログは広告だけじゃなく「全タッチポイント」で使える

僕はこのブログLPを、広告だけに使っているわけではありません。

・LINEの配信でブログへのリンクを送る

・メルマガからブログに飛ばす

・SNS投稿の「詳しくはこちら」でブログに誘導する

こんな感じで、
「商品ページとは別の入口」として使っています。

大前提として、

本気で検討している人は、ちゃんと文字を読みます。

全員には読まれません。
でも、**「迷っているけど真剣に悩んでいる人」**は
想像以上にちゃんと読み込んでくれます。

しかも、文字を読む人は総じてリテラシーが高いので、
クレーム率も低く、長期的なファンになりやすい。

だから僕は

「1商品につき100本ブログを書いてもいい」

と思っています。
同じ商品でも、切り口を変えればいくらでも記事は作れます。

・よくある質問を1つずつ深掘りする記事

・口コミ1件を200文字以上で掘った記事

・開発ストーリーだけを語る記事

・使い方やレシピを紹介する記事

こういうものを溜めておくと、
あとから広告でも、LINEでも、SNSでも
いくらでも使い回せます。

クーポンや広告レポートの話も少しだけ

途中で出た質問も、ざっくり触れておきます。

クーポン配布は必須か?

僕の結論はシンプルで、

クーポンは「絶対必要」ではない

です。

・クーポンを配っても、買う人は買うし、買わない人は買わない

・一度クーポンで釣った人は、またクーポンを求めてきがち

・長期的なリピーターは、普通に定価で買い続けてくれる

なので「クーポンを配らないと売れない設計」に
自分でハマらない方がいいと僕は思っています。

広告の成績はレポートにまとめるべき?

これも本音を言うと、

労力に見合うならやればいいし、
そうじゃないなら管理画面だけでいい

と思っています。

きれいなレポートを作ることが目的になってしまうと、
そこに時間を取られて、肝心の「検証と改善」が進まない。

1人ECでやっているなら、まずは

・管理画面をこまめに見る

・どの広告が取れていて、どこがダメかを把握する

・取れているパターンを増やす

ここに時間を使った方がリターンは大きいはずです。

まずは「1本」でいいからブログLPを作って回してみてほしい

今日お伝えした方法は、派手なテクニックではありません。

やっていることは

1. 商品の本質的な価値を会話で掘る

2. 録音してAIに文章を書かせる

3. ブログに貼って広告のリンク先にする

これだけです。

昔からある「記事広告」のやり方なんですが、
今はAIと文字起こしのおかげで、
1本作るハードルがバカみたいに下がりました。

・すでにメタ広告を回しているけどCPAが厳しい

・LPを一から作り込む余裕はない

・でも、もう一歩踏み込んだ提案はしたい

こういう人は、ぜひ一度試してみてください。

1本記事を作って回してみれば、
自分の商材との相性もすぐわかります。

もしやり方がどうしてもわからない、
あるいは自分では詰めきれないという場合は、
EC家庭教師の中で一緒に作ることもできます。

とにかく、

「商品ページ一択」から一度抜け出して、
ブログという別角度の入り口をつくる

ここをやってみてほしいな、という提案でした。

 

音声はこちら▶︎

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