売れる文章に「情緒」はいらない
セールスで成果を出すために、まず捨てるべき考え方
ECサイトを運営していると、文章を書く場面は山ほどあります。
商品ページ、LP、ブログ、メルマガ、SNS投稿……。
その中で、多くの人が無意識にやってしまっていることがあります。
それが、**「情緒的な文章で売ろうとすること」**です。
先に断言します。
情緒的な文章は、商品を売りません。
これは「情緒を書くな」という話ではありません。
「売る文章」と「共感を得る文章」を混同してはいけない、という話です。
なぜ情緒的な文章は売れないのか
よくあるのが、こんなコピーです。
「ワンランク上の私へ」
これを読んで、
「で、何がどう変わるの?」
と感じたことはありませんか?
情緒的な言葉は、メリットが具体化されていないケースが非常に多い。
本来やるべきなのは、
・この商品を使うと
・誰が
・どんな状態になれて
・どんな得があるのか
これを具体的に、先に伝えることです。
情緒はその後でいい。
売るための文章において、順番が完全に逆になっている人があまりにも多い。
「ブランディングに逃げる人たち」へ
最近よく見かけるのが、
・ブランディングを頑張りましょう
・世界観を整えましょう
・想いを伝えましょう
という言葉。
はっきり言います。
ブランディングは、売った後にしか成立しません。
ブランディングとは「活動」ではなく、
**お客様の頭の中に残った“印象の結果”**です。
売れていない状態でブランディングを語るのは、
義務を果たさず、権利だけ主張しているのと同じ
かなり厳しい言い方ですが、本質です。
セールスが先、ブランドは後
スモールビジネスにおいて、やるべき順番は明確です。
1. セールス(売る)
2. 利益が出る
3. 継続できる
4. 行動の積み重ねが印象になる
5. 結果としてブランドが残る
「売れた理由の集合体」=ブランド
これを逆にすると、事業はほぼ確実に破綻します。
まずはPASで考えればいい
セールスライティングは、難しく考える必要はありません。
初心者がまず押さえるべきは、これだけです。
PAS(Problem / Affinity / Solution)
P:Problem(課題)
お客様が今、どんな状態で、何に引っかかっているのか
A:Affinity(親近感)
「それ、分かる」と思ってもらえる共感
S:Solution(解決策)
私たちはこうやって解決できます
これだけでいい。
よくある失敗は、
商品のスペックを並べるだけ。
それは「説明」であって、「買う理由」ではありません。
Problemは「マイナス」だけじゃない
「Problem=悩み」と聞くと、
健康食品やコンプレックス商材しか無理だと思われがちですが、違います。
Problemには段階があります。
・マイナス → ゼロ(不調を改善したい)
・ゼロ → プラス(今より良くなりたい)
・プラス → さらにプラス(満足しているが、次へ進みたい)
たとえば緑茶でも、
・脂肪が気になる人向け
・リラックスしたい人向け
・おいしい時間を楽しみたい人向け
・人に贈りたい人向け
同じ商品でも、Problemは複数存在する。
自分が今、
どのフェーズの、誰に向けて書いているのか
ここを曖昧にすると、文章は必ず弱くなります。
情緒とセールスは別物
・情緒的な言葉
→ 共感・記憶・印象を残すもの
・セールスの言葉
→ 行動(購入)を促すもの
目的が違います。
混ぜるから売れなくなる。
売りたいなら、まずは
「この商品は、あなたにとって有益です」
これを客観的に、具体的に伝えること。
スモールビジネスでやるべきことはシンプル
・デザインに凝る前に、売る
・世界観を語る前に、理由を示す
・ブランディングを語る前に、営業する
営業ができないと、事業は続きません。
続かない事業に、ブランドは宿りません。
行動の後にしか、ブランドは残らない
必死に売る
↓
買ってもらう
↓
体験が生まれる
↓
印象が残る
この順番だけは、絶対に間違えないでください。
迷ったら聞いてほしい
「この見積もり、やるべきか迷ってる」
「デザインにお金かけようか悩んでる」
そういう時は、ぜひ聞いてください。
いらない投資を止める抑止力には、確実になります。
