#0209 meta広告のリストターゲティングとフリークエンシーへの考え方

メタ広告の「リストターゲティング」と「フリークエンシー」の考え方

おはようございます。今日は、最近のメタ広告運用で「これ、もう不可欠になってきた」と感じている話をまとめます。
テーマは **メタ広告のリストターゲティング(カスタムオーディエンス)**と、**フリークエンシー(接触頻度)**の考え方です。

1) 「リターゲティング」は広い言葉。メタでやるなら“カスタムオーディエンス”が本体

一般的に「リターゲティング広告」と言うと、
「サイトに来た人に追いかけ配信するやつ」みたいに思われがちです。

でも厳密には、リターゲティングはメタに限らずGoogleなども含む総称。
メタ広告の管理画面でやっていることを正確に言うと、配信先を限定する=カスタムオーディエンスを作る、ここが本体です。

・カスタム(調整する/カスタマイズ)

・オーディエンス(配信対象)

つまり「メタが持っているデータ上の“この人たち”にだけ出す」ための設定がカスタムオーディエンスです。

2) カスタムオーディエンスは“いろんな作り方”ができる

カスタムオーディエンスは、かなり細かく作れます。たとえば:

・Instagramのフォロワーだけに配信する

・特定の商品ページを見た人だけに配信する

・サイト訪問したが購入していない人に限定する(購入者は除外する)

そして、ここで重要なのが リストターゲティングです。

3) リストターゲティング:Shopifyの顧客リストを広告配信先にする

リストターゲティングはシンプルに言うと、

「メールアドレス・電話番号などの顧客データのリスト」を使って、その人たちだけに広告を出す手法です。

Shopifyなら顧客セグメントで、
「Aという商品を買った人」「特定期間に購入した人」などのリストを作ってエクスポートできます。
それをMetaのフォーマットに合わせて取り込むことで、“そのリストだけ”に広告配信が可能になります。

4) なぜ今、リストターゲティングが必要だと思い始めたのか

正直、僕は以前まで「リターゲティング、そこまで意味なくない?」派でした。
理由は、メタのAIが優秀で、ほっといても買いそうな人に配信してくれるから。

でも最近、数字を見ていて明確に思ったのがこれです。

リターゲティングを意識して組まないと、フリークエンシーが上がりにくい。
つまり、同じ人に2回以上接触する機会が少ない

SNSは当たり前に触られる時代で、発信者も広告も多すぎる。
1回見ただけで浸透するほど、今のネットは甘くない。
だから、ある程度は「強制的に」接触回数を増やしにいく必要が出てきた、という感覚です。

5) フリークエンシー「2は悪」ではない。営業に置き換えて考える

よく「フリークエンシー2を超えたら悪い」と聞くことがあります。
でも僕は、そこは一回立ち止まって考えた方がいいと思ってます。

フリークエンシー=接触頻度です。
これを営業に置き換えると分かりやすい。

・営業が1回来て、その場で即決って毎回起きる?

・2回目の打ち合わせで決まる、って普通にあるよね?

だから「2=悪」は雑すぎます。
むしろ商品単価や商材の性質で“必要な接触回数”は変わる

・1,900円の期間限定お試し → 1回で買うこともある

・1万円の商品 → 1回で即決は起きにくい

・高単価(例:3万円以上) → 検討期間が長くなりやすい

さらに言うと、目安を聞いても担当者によって「5超え」「10超え」などバラつく。
結論、一概には言えない

6) 嫌われないためのポイントは「同じ広告を見せ続けない」こと

接触頻度を上げるなら、やり方が大事です。
同じ内容を何回も見せたら、そりゃ嫌われます。

だから僕がやろうとしているのはこれ。

・同じリストに対して

・違う切り口のコンテンツを増やして

・複数の広告セットやキャンペーン設計で当てに行く

「1個のクリエイティブでドカンと売る」より、
情報を分散させて、全体最適でクロージングしていくイメージです。

うまくいけば、時間のかかる動画を“毎回全力で作らなくても”戦える可能性もある。
(もちろん動画が強いのは事実。ただ、全体設計でカバーできる部分はあるはず)

7) 実務でまずやるなら:訪問したけど買ってない人に“理由別”で当てる

最初の一歩として分かりやすいのは、

「商品ページは見たが購入していない人」だけに配信すること。

購入者は除外すれば、自然と「見たけど買ってない層」が残ります。
で、その人たちに対して考える。

・なぜ買わなかった?(価格?不安?使い方?比較?)

・それを潰すコンテンツを作る

・複数の切り口で配信する

これが、いわゆる**セカンドセールス(2回目の営業)**になる、という発想です。

8) ついでに:アトリビューション「1日 vs 7日」は“どっちも正解になり得る”

クリック/アトリビューションを「1日」にしたらCPAが下がった、みたいな話もあります。
これも、単価や商材特性で変わる

・1日で買ってくれる層に最適化 → CPAが下がることはある

・でもやり続けると枯れて悪化 → 7日に戻すと改善、も起きる

短期で見ると1日が勝つケースはある。
ただ、ずっとそれが正解とは限らない。
だから、試して結果を見るが現実解です。

9) 予算を上げたらCPAが悪化したら?「キャンペーンのキャパ」を疑う

予算を上げた途端にCPAが悪化して戻らない、はよくあります。

・予算を戻してもダメ → 学習が狂ってる可能性

・一回止めて、同内容でキャンペーン作り直す → 戻ることもある

・それでもダメ → クリエイティブ刷新が必要

根本は「見込み顧客が減っている」ことも多いです。
買い切り商材なら特に、買ったら母数が減っていきます。

その場合は、

・予算を落としてゆっくり回す

・また見込みが育ったタイミングで上げる
みたいな波の運用も現実的。

10) 広告だけが答えじゃない。視点を広げる

「広告のキャパ」を感じた時に、キャンペーン増やすだけが答えではありません。

・店舗や取扱店を増やす

・インフルエンサーPRで認知を広げる

・広告以外で“知るきっかけ”を増やす

広告はあくまで手段。
広告だけで勝ち続けるのが難しい時代になってきた、というのは本当に感じます。

 

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