こんにちは、三浦卓也です。
今日はちょっと辛口なテーマ。「ブランディングに夢見すぎて売上を落としてしまうEC事業者」について話します。
おしゃれサイト=売れていないという現実
ECサイトを立ち上げるとき、みんな「世界観」や「デザイン」にこだわりますよね。
写真を1枚ポンと載せて「宇宙」みたいな一言コピー。なんとなく雰囲気はあるけど、実際には何を伝えたいのか分からない──そんなサイト、めちゃくちゃ多いです。
結論から言うと、こういうサイトはほぼ売れてません。
ブランディングを決めるのはお客様
そもそもブランディングって何でしょう?
「自分たちの世界観を広めたい」「ファンを作りたい」と考える人は多いですが、それは事業者目線。実際にブランドの価値を決めるのはお客様です。
大手ブランド──マクドナルドやルイ・ヴィトンのように認知がすでに確立している企業なら、ブランディングは戦略として有効です。
でも、小規模ECにとって優先順位は低い。月商1000万、1億、3億を目指す段階で必要なのはブランディングではなく、セールスを磨いて売上を作ることなんです。
ブランドは体験の積み重ねから生まれる
「ブランド」とは先付けで作るものではありません。
お客様が商品を買い、その体験を通じて「このブランドはこういうものだ」と感じる。
その積み重ねこそがブランディングです。
つまり、新規顧客を獲得するために必要なのは「セールス」。
しっかり売って数字を作り、その中でお客様の信頼が蓄積されるからこそブランドが育っていきます。
コンテンツこそが小規模ECの武器
じゃあ何をやるべきか?
僕は「コンテンツを作ること」だと断言します。
・文章(テキスト)
・画像(写真)
・動画
・音声
この4つしかありません。特に小規模事業者が一番簡単に扱えるのはテキストです。
にもかかわらず、「テキストを減らしてデザイン重視にしたい」という人が本当に多い。けれどそれは完全に逆効果。お客様は情報が足りなければ購入を決断できません。
実際に僕がワークショップで参加者にアンケートを取ったときも、全員が「テキストをしっかり入れてくれた方が買いたくなる」と答えました。
自分のエゴを捨てて、お客様に伝える
「世界観が崩れるからテキストを入れたくない」というのは、事業者のエゴです。
お客様はあなたのブランドに興味なんてほとんど持っていません。だからこそ、丁寧に情報を伝える必要がある。
売れるECサイトにしたいなら、ちゃんと文章を書いて、説明して、相手に伝わるようにする。
これを徹底するだけで、売上は大きく変わります。
まとめ:ブランディングの優先順位は低い
小規模ECにとって、ブランディングは「必要ない」とは言いません。
ただ、優先順位としては低い。まずはセールスとコンテンツに力を注ぐことが先決です。
「語っても語ってもお客様には届かない」と思うくらいでちょうどいい。
ぜひ今の自分のサイトを見直して、テキスト量や伝達力をチェックしてみてください。
📺 元動画はこちら
👉 ブランド論などクソ喰らえ、売上減少を招くブランディングに夢見すぎなEC事業者はこれを見て売上損失を回避しろ。