ハルさんとの会話で見えたマーケティング視点
最近、人から言われて改めて意識してることがあるんです。僕の発信は論理的で「男性脳」である、と。
当たり前の話なんだが「マーケティングやクリエイティブを作るときに、男女で違う受け取り方がある」という前提にちゃんと立つべき。
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男性向け・女性向けは適切ではない
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よくある「女性向け・男性向け」っていう分け方とはちょっと違ってて、もっと言うと、「どういう脳の使い方をするか」とか「どんな思考回路の人に届くか」っていう視点。
昨日、ダイエットを“論理で伝える”発信者、ハルさんと話してて、とても印象に残った話。
Instagramでダイエット発信をされている《ハルさん》という方とご飯をご一緒してきたんですけど、この方がなかなかに面白い方で。
ハルさんは、国立大学の物理学科出身の超理系男子。
発信内容も、論理的で丁寧で(ただキャッチーではないので注目は集めづらい)僕は好きな感じ。
「飲むだけで痩せる!」「食べてOK!簡単ダイエット!」みたいなキャッチーな言葉を並べるのが当たり前なSNSの世界で、ハルさんは真逆を行く、ちゃんと説明するスタイル。
これ、正直めちゃくちゃ好感持てました。
僕「楽して痩せられる系」の煽り文句が大嫌いで、できる限りちゃんと説明してきたタイプなんですが、それだと伝わりにくいし、特に女性には届きにくいな…ってどこかで思ってたんですよね。
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「論理的な女性」というターゲット層
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でも、ハルさんと話していて、ちょっと価値観が変わりました。彼のフォロワーには「男性的な思考を持つ女性」がけっこう多いらしくて。
いわゆる、「論理的に物事を考えるのが好きな女性」。
要するに、“論理的にちゃんと説明してくれる人の方が信頼できる”という女性が、確実に一定数いるということ。
そういう人たちは、「感覚的なキャッチコピー」よりも、「背景まで説明してくれる情報」をちゃんと読んで、納得して選んでくれる。
これって、今までの僕のマーケティングの中では、ちょっと見逃していた層だったなと反省しました。
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「難しいけど信頼できる」発信にも可能性がある
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もちろん、論理的な内容って分かりにくくなりがちだし、読まれにくくなるリスクもある。
でも、それでも届けたい相手に刺さるなら、その価値は十分にある。
「簡単に痩せられる」って言って集客するのはラクだけど、僕はやっぱりそっちじゃない道で勝負したいと思ってます。
ハルさんとの会食は、そんな僕のスタンスを再確認できた、すごく良い時間でした。
今後のマーケティングでは、「女性=感覚派」みたいな思い込みはやめて、「論理をちゃんと受け取ってくれる女性」も視野に入れて発信していこうと思います。
ちょっと尖った発信でも、自分を信じて投稿すれば男性が女性がとかじゃなくて、自分が良いと信じる発信をしていこうと強く思った日でした。