俺が最初に力入れたのは、正直、商品じゃなくて“見せ方”だった。
起業したての頃なんて、仕入れ商品ばっかりだったし、
中身をどうこうできる余裕もなければ、金もなかった。
だから、とにかく「どう伝えるか」ってところに全振りした。
同じ商品でも、LP10本、20本とか作って試しまくった。
見出し変えたり、写真変えたり、構成もコピーもとことんいじって、
「あ、これ反応上がるわ」って感覚を体に叩き込んだ感じ。
今も思う。
売れないときって、まず疑うべきは“商品”じゃなくて、“伝え方”だ。
売れないとき、どこから改善してくのがいいか?
「これ、マジでいい商品なんすけど全然売れないんですよ」
って相談めっちゃもらうけど、たいてい俺はこう返してる。
「その見せ方、ちゃんと何パターンか試した?」
よくあるのは、「売れない → すぐ価格下げよう」「パッケージ変えよう」って流れだけど、
それってだいぶ遠回り。
ちゃんと改善すべき順番がある。
それがこれ↓
1. クリエイティブ(見せ方・伝え方)
2. オファー(価格・特典・セットの出し方)
3. プロダクト(商品そのもの)
① まずは「クリエイティブ」を疑え
クリエイティブっていうのは、
簡単に言えば「誰に」「何を」「どう伝えるか」ってとこ。
たとえば、こんなズレがありがち:
・写真がイケてない(古い・暗い・うまそうじゃない)
・LPがくどい or 逆に情報がなさすぎて伝わらない
・誰向けの商品か分かりにくい
・なんとなくよく見る“よさげなコピー”だけで終わってる
これ、どれか1個でも当てはまったら、まずそこ変えた方がいい。
商品がダメなんじゃなくて、“売れてないだけ”の可能性がめちゃくちゃ高い。
② 次に「オファー」を見直す
クリエイティブである程度試しても反応が鈍いとき、
次はオファー(提案の仕方)を見直す番。
オファーって何を変えるかというと:
・価格(例:2,980円→1,980円でテスト)
・セット割(例:3個セットでお得感出す)
・特典(初回だけ+1袋とか、送料無料)
・限定感(今だけ/先着〇名/クーポン配布 など)
要は、「今すぐ買いたくなる理由」をちゃんと用意してるか?って話。
いい商品でも、
「いつでも買えるし、まぁ今じゃなくてもいっか」って思われたら終わり。
だから、行動を後押しする仕掛けとして、オファーは超重要。
③ それでもダメなら「商品自体(プロダクト)」を見直す
クリエイティブもオファーも色々試した。
それでもダメだったら、ようやく商品の中身を見直すフェーズ。
たとえば、こういうのがある:
・飲みにくい・使いにくい・地味に不便
・他社と比べて“明確な差”がない
・想定ターゲットとカテゴリがズレてる
・使ってもあんまり効果が感じられない
ここに手を入れるのは、正直いちばん重い。
時間も金もかかるし、在庫も動かせないかもしれない。
だから、最後に判断すべきって傾向がある。
「売れる順番」じゃなくて、「検証する順番」の話
勘違いしてほしくないのは、
これは「この順でやれば売れるよ」って話じゃない。
そうじゃなくて、
“無駄なく売れる理由を探すための順番”ってだけ。
・まずはすぐ動かせる「伝え方」から試す
・次に「買う理由(オファー)」を強くする
・最後に「中身(商品)」を変える
この順番でやっていくと、
ムダなコストや迷走が減る“傾向”があるよってこと。
まとめ:商品を疑うのは、いちばん最後でいい
売れないときって、焦る。
「この商品じゃダメなのかも…」ってなりがち。
でもちょっと待ってほしい。
「伝え方、ちゃんと見直した?」
「オファーの工夫、やり切った?」
「それでもダメだったら、商品を変える。」
この順番を守るだけで、
“本当は売れる商品だったのに埋もれてた”ってケース、けっこう拾える。
改善って、全部を一気にやるんじゃなくて、
軽いとこから順番に潰していくのがコツ。
焦らず、一個ずつ。
それが結局、最短ルートになる。