顧客との距離が売上を決める:EC運営者が学ぶべき「コミュニケーション術」

こんにちは、ミウラタクヤ商店の三浦です。
今日は、とあるダイエット系ECブランドさんの実例から、ネットショップ運営における「コミュニケーション力」の重要性をまとめていきます。

結論から言うと、売れてる人の共通点は「商品の前に人がいる」ってことを理解して、お客様と“会話”してるんですよね。

 

 

① 最初の「0.1秒」の違和感に気づけるか?

 

動画でもSNSでも「最初の0.1秒の間」が空いてしまうと、ユーザーはすぐスワイプして離脱します。
つまり、「間」や「導入の言葉選び」が売れる・売れないの分かれ道になるってことです。

例:
❌「最近なんか…」 → テーマが不明確で離脱される
⭕「3人産んで15キロ戻した私がやったこと」→ 明確で自分ごと化されやすい

「この人、私のことわかってくれてる」と思わせる“共感ファースト”の構成が肝です。

 

 

② コミュニケーション=接触回数×質問力

 

あるブランドでは、ダイエット指導を受ける方と30日間毎日LINEでやりとりしているそうです。
このような密なやり取りの中で、お客さんとの関係が深まり、結果的に「商品も継続して買ってくれる顧客」に育っていきます。

中でも大事なのが「質問の仕方」。

たとえば、

・食事内容は?

・運動習慣は?

・プロテイン飲んでる?

・代謝を上げたい理由は?

…などの定型の質問フォーマットをあらかじめスマホに登録しておくことで、効率的かつ深いヒアリングができます。

 

 

③ お客さんの“声”こそが最強のコンテンツネタ

 

「3人産んで体型戻したんですか?それすごい!」
実際にお客様から言われた言葉こそが、最強のセールスポイント。

にもかかわらず、それを打ち出さずに「ただの商品紹介」になってしまうのはもったいない。

ここでの学び:

・お客さんに何と言われたか?
・なぜあなたを選んだか?

この2つを拾っておくだけで、広告コピーも投稿のキャッチコピーも一気に刺さるようになります。

 

 

④ コミュニティ化することで売上が安定する

 

指導型サービスでは、参加者同士の「報告し合う空気」がモチベーション維持に繋がっています。
「隣の人が痩せてるのを見ると頑張れる」
これ、商品を買わせるよりも強い心理効果ですよね。

つまり、コミュニティ化=売上の安定化
物販でも「指導+商品セット」型で運営しているブランドが強いのは、この構造を持っているからです。

 

⑤ 差別化のコツは「小さな言語化」

 

「40代で3人産んでるママ」は他にもいる。
じゃあどうする?

→「40代・3人産み・何しても痩せなかった人が、代謝を上げてリバウンドせずに−10kg達成」
みたいに**“どこにでもいそうで、でもピンポイントで刺さる言葉”**を探していく。

それは、自分で考えるよりもお客さんに聞くのが一番早い
アンケートでもDMでも、会話の中で「よく言われる言葉」をストックしていくのが差別化の第一歩です。

 

 

⑥ 投稿・広告・LINE・メルマガの役割を分ける

 

・投稿(Instagram):共感・日常・役立ち情報

・広告:売り込み・新規認知

・LINE:濃い会話・悩み相談・クロージング

・メルマガ:中長期フォロー・継続購買促進

このようにそれぞれの媒体の役割を明確化しておくと、効果的に運用ができます。
広告だけで売ろうとせず、「広告は関係構築の入り口」として捉えるのが正解

 

 

⑦ 無料相談を“フィルター”として使う

 

「無料でずっと相談だけしたい人」は、実は買わない。
一方で、「真剣に現状を教えてくれて、質問に答えてくれる人」は購入率が高い。

だからこそ、“定型質問を用いたLINE相談”をフィルターにすることで、
「買う見込みが高い人」を選別できるというわけです。

 

 

まとめ:売れるECは“人と人”の関係性でできている

 

最後にもう一度。

コミュニケーションの深さが、売上の深さになる。
商品を売る前に、信頼と会話を積み重ねること。

それができるのが、個人ブランドやスモールECの最大の強みです。

ぜひ、今日から1つでも、「質問テンプレを作る」「お客さんの声を拾ってコピーに活かす」といったことから始めてみてください。

 

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