広告よりも大事な話ばかりだった。──ひとりECで年商1億超えの会で感じたこと

昨日、ちょっと面白い会を開きまして。
「ひとりECで年商1億超え」のメンバー3人で集まって、近況報告をしつつ、あーでもないこーでもないと話してたんですが、僕が一番売上少ないというオチはさておき(笑)、非常に示唆に富んだ時間でした。

で、何が興味深かったかというと──
広告の話、マジで1ミリしかしなかったんですよ。

「どの媒体がいい?」じゃなかった

これまでの経験だと、ある程度売上を上げている人たちと話すときって、

・「広告は何使ってるんですか?」

・「運用どうしてます?CPAいくらです?」

みたいな"広告トーク"が中心になりがちなんですけど、今回の会ではそんな話、ほとんど出ず。

むしろ話題に上がったのはこんな内容でした。

・商品開発の企画はどう立ててる?

・売れる商品の判断基準って?

・YouTubeの発信ってやっぱ効くよね

・サイト内のコンテンツ、どう設計してる?

・商品軸からコンテンツを考えるには?

・動画制作の設計・仕組み化

・カスタマーサポートをどう仕組み化してるか?

・……で、最後にちょっとだけ広告の話

というように、広告は「最後に少し触れる程度」
これはもう、共通言語みたいになってるんですよね。

Meta広告は「ECの成績証明書」

会の中で出た印象的な言葉がこれ。

Meta広告は、EC運用の“成績証明書”である。

これ、個人的にめちゃくちゃ納得でした。

広告って、もちろん売上を伸ばすために使うんですけど、
本質的には**「ちゃんと運営しているか?」を証明するもの**でもあるんですよね。

僕は普段、「徳を積むマーケティングをしよう」って言ってます。
つまり、広告の前にちゃんとコンテンツを作って、世の中に価値を届ける努力をすることが大前提。

良い商品をつくって
良い発信をして
良いお客さんと関係を築いて
それをコンテンツとして伝えていって──

そのうえで広告をかけたときに、
初めて「広告が売れるようになる」んですよ。

売れる広告、ではなく「広告が売れるようになる」

売上を伸ばしたいとき、
「広告で売る方法」を考えがちです。

でも、ECサイトの運営って、もっと多面的に考えなきゃいけない。
広告で売る、じゃなくて、広告が売れるようになるための設計を、先にやる。

この順番を間違えると、いくら広告費をかけても、ぜんぜん手応えがない。
広告の成績が悪いと感じたら、それは運用の技術だけじゃなくて、
“土台としてのEC運営力”が不足しているというサインかもしれません。

広告は魔法の杖ではなく、運営の努力を証明してくれる通知表
だからこそ、広告以外の「商品企画」や「コンテンツ」や「サポート」などを本気でやっていく必要がある。

そんなことを改めて感じた、年商1億の会でした。

 

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