ECでもビジネスでも何でもそうですが、
業務を執行するときに 効率よく成果を出す人 に共通しているのは、
「仮説を瞬時につくり、検証を回し、状況を改善し続けている」
という点です。
ぼくはオプト時代にこれ
めちゃくちゃ鍛えられました。
いまでいうロジハラですね(笑
でもめちゃくちゃいい経験です。
逆に言うと、
成果が出ない・伸びが鈍い人ほど「仮説がない状態」で動いています。
では、この仮説を立てる力は何から生まれるのか。
知識のバックグラウンドを広げることも大事です。
本を読む、経験を積む、事例を知る。
これは間違いなく土台になります。
ただ、
それ以上に重要だと僕が思っているのが、
「分解する力」です。
これはどういうことなんだろう?
なぜこうなったんだろう?
どうしたら再現できるだろう?
こうした問いを、
反射的に分解できるスピード感。
言うなれば、
思考の筋トレみたいなものですね。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、やっていることはめちゃくちゃシンプルです。
「なぜ?」を持つかどうか。
ただそれだけです。
仮説構築の基礎は、
結局 4W1H に尽きます。
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)
When(いつ)
How(どうやって)
自分の身の回りで起きていること、
届く情報、数字、他人の行動、
すべてをこの切り口で解釈する癖をつけてみてください。
すると、
「何が起きているのか」
「なぜそうなっているのか」
「じゃあ次は何をすればいいのか」
このイメージが、
自然に立体的になります。
もちろん、一度や二度やっただけでは身につきません。
繰り返しです。
仮説を立て、
良かったら理由を考え、
ダメだったらなぜズレたのかを考える。
この反復でしか、
仮説力は鍛えられません。
仮説力というのは、
・自分の知識のバックグラウンド
・相手や状況を解釈する力
この2つを掛け合わせて、
「この人がこう考えているなら、
この先こういうことが起きるのでは?」
と 未来を想像できる力 だと思っています。
そしてこの仮説を持った状態で行動できるようになると、
「今やろうとしていることは正しいのか?」
「この打ち手は検証する価値があるのか?」
こうした判断が一瞬でできるようになります。
結果、
改善と検証のスピードは一気に上がります。
仮説力が気になっている人は、
まず派手なことをやらなくていいです。
目の前の出来事を
4W1Hで分解する癖をつける。
これを続けるだけで、
仮説構築力は確実に積み上がっていきます。
地味ですが、
ビジネスにおいては最強クラスのスキルです。
