「広告に頼らない事業成長」は、美徳でも何でもない
「広告に頼らずに事業を伸ばしています」
最近、この言葉をどこか誇らしげに語る人を見るたびにモヤッとする。
それ、美徳でも何でもないと僕は思っています。
やる・やらないは自由。
ただし、
「広告をやらない」という選択は、事業成長という観点ではかなり悪手だと思っています、
なぜ「広告をやらない」は危険なのか
理由はシンプル。
事業を成長させるには、必ず投資が必要だから。
・時間への投資
・人件費への投資
・プロダクトへの投資
・システムへの投資
そして当然、
認知を広げるための投資も含まれます。
広告というのは、その中でも
もっともレバレッジが高い投資領域の一つです。
ここを最初から「やらない」と決めてしまうのは、成長の為の王道を捨てると言っているもの。
誤解しないでほしいのですが、
僕は「広告をやらない=全部ダメ」と言っているわけではありません。
たとえば、
・明確な世界観がある
・人件費や体験設計に全振りしている
・拡散性が高いことを理解したうえで、意図的に設計している
スターバックスのように
「広告を使わずに伸びる構造」を意図的につくっている
のであれば、全然アリです。
問題なのは、
何の戦略もないまま広告だけを排除しているケース。
一番よく見る、センスのない判断
「利益を削りたくないから広告はやりません」
完全に的外れだと思っています。
広告費は
「利益を削るもの」ではありません。
事業を成長させるために、認知を拡大するための投資です。
広告=悪
広告=無駄
広告=情弱
みたいな論調もたまに見ますが、
冷静に言ってしまうと、かなり短絡的です。
SNSや口コミだけで回るなら、
それはマーケティング大成功
・SNS
・口コミ
・紹介
・コミュニティ
これだけで事業が回るなら、
それはマーケティングとしては理想形です。
その状態を目指すのは大賛成。
ただし、それは
結果としてそうなったのであって、
最初から何も投資せずに到達できるものではありません。
あと、SNSでブランドが「広告費ゼロでここまで成長しました」と言っていた場合、だいたいインフルエンサーにコストを払ったり、商品を提供したりとかしているので、結局コストはかけているんですよね。
何かを得るには、何かを差し出す必要がある
これは事業に限らず、人生も同じです。
・時間を投資しない
・お金を投資しない
・労力を投資しない
それで
「うまくいきたい」
「成長したい」
というのは、さすがに都合が良すぎる。
広告費を使わない、というのは
「時間を投資しない」という選択に近いと僕は感じています。
広告費は
・絶対に使わなければいけないものではありません
・でも、使えるなら使った方がいい投資領域です
なぜなら、
・再現性がある
・スケールしやすい
・検証ができる
・レバレッジが効く
これだけ条件が揃った投資先は、
正直そう多くありません。
だから僕は、
「広告を使わないこと」を誇るより、「どう使うか」を考えた方が健全だと思っています。
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