はじめに:モール卒業後に必ずぶつかる壁
「楽天やAmazonはやってきたけど、自社サイトでメルマガを頑張るって、何をどう頑張ればいいのかわからない」
サロンでも、こういう相談をよくもらいます。
結論から言うと、
・メルマガ登録者数も
・LINE登録者数も
「待つもの」じゃなくて「取りに行くもの」 です。
ここを勘違いしている人が多いから、いつまで経っても登録者数が増えないし、当然そこからの売上も伸びません。
今日は、
1. メルマガ登録者数を増やす一番シンプルな考え方
2. メルマガとLINEをどう使い分けて毎日売上を作るか
この2つをまとめていきます。
1. ECサイトは「自動販売機」じゃない
まず大前提として、ECサイト運営で本当にやらないといけないのは、
「能動的にお客様に働きかける」こと
です。
多くの人は、頭のどこかで
「サイトを作っておけば、お客様が勝手に判断して、勝手にメルマガ登録してくれる」
と思っています。
気持ちはわかりますが、これはほぼ幻想です。
チラシ配りのバイトに置き換えてみる
イメージしやすくするために、リアルに置き換えてみましょう。
・あなたはチラシ配りのバイトをしています
・手には「500円OFFクーポン付き」のチラシを持っています
このとき、
ただ無言で突っ立って、
「誰かもらいに来てくれたらいいな〜」と待つ人
と
「よかったらこのチラシどうぞ!
500円OFFクーポンついてます!」と
自分から声をかける人
どっちが多くチラシを配れるか、考えるまでもないですよね。
メルマガやLINEの登録も、まったく同じです。
無言で立ってるだけのチラシ配りをやってないか?
ここをまず疑ってください。
2. メルマガ登録を増やすためにやるべき「最低限」
じゃあ具体的に、何をやればいいのか。
① ポップアップで「登録してね」とちゃんと言う
Shopifyなら「Shopify Forms」などのアプリを使えば、
サイト滞在中に
「メルマガ登録しませんか?」というポップアップ
を簡単に出せます。
これを入れるだけでも登録者数は普通に増えます。
フッターの小さなフォームだけ置いて
「誰も登録してくれません…」
と言っているのは、無言でチラシを握りしめているのと同じです。
② サイトのあちこちで接点を増やす
・フッターだけじゃなく
・トップページの中段
・記事の途中
・商品ページの下部
など、いろんな場所に
「メルマガ登録で○○プレゼント」
を差し込んでいく。
「登録してね」と言う回数=登録者数
だと思ってください。
③ メルマガ専用のLP(登録ページ)を作る
僕は、
・真面目にしっかり書いた登録ページ
・ちょっとふざけた雰囲気のページ
・情報商材っぽく「このメルマガを取るとこんなメリットがあります」と書いたページ
…みたいに、メルマガ専用LPを何パターンも持っています。
それを、
・SNS
・LINE
・サイト内バナー
からひたすら流して、
「うちはこういうメルマガ配信してるので、よかったら登録してくださいね」
と能動的に言い続けています。
その結果として、うちの場合は
・メルマガ登録者: 約3万6,000人
・実際に購入したお客様: 約2万人弱
つまり、
「メルマガ登録だけしている人」が1万人ほどいる
という状態です。
この人たちも、立派な「将来の顧客候補」であり、資産です。
④ 登録のフック(特典)を必ずつける
お客様が登録してくれない理由はシンプルで、
「登録する理由がないから」
です。
だから必ずフックを作る。
・ノウハウPDFプレゼント
・限定記事のURL
・300円/500円クーポン
・メルマガ読者限定商品への招待
など、なんでもいいので
「今、この場で登録する理由」
を用意してください。
3. 自社サイトは「関係性作り」においてモールより有利
モール(楽天やAmazon)は、言ってしまえば
「お金を払って、お客さんが勝手に来て勝手に買ってくれる場所」
です。
もちろん楽ではないですが、自社サイトと比べたら圧倒的に簡単です。
一方、自社サイトは集客は大変ですが、
モールよりも簡単に「お客様との関係性」を作れる
という強みがあります。
・メルマガ
・LINE
・ブログ
・ステップメール
など、能動的にコミュニケーションを取りに行ける手段が自分の手元にあるからです。
4. メルマガは毎日配信していい。むしろしない方が損。
ここからは活用編。
ちょっと体育会系の話になりますが、
僕が本気でおすすめしているのは、
メルマガは「毎日配信」を目指す
ことです。
週1回や、月1回しか配信していない人たちは、
はっきり言って機会損失がえげつないです。
なぜ毎日配信すると売上が上がるのか
理由はシンプルで、
接触頻度が増えるから
です。
現代はSNSで情報が秒で流れていきます。
お客様は、あなたのブランドのことなんて、驚くほどあっさり忘れます。
・週1回しか思い出させてくれないブランド
・週7回、毎日思い出させてくれるブランド
どっちをよく覚えているか、考える必要もないですよね。
僕の感覚では、
・月商100万円のブランドが
・メルマガをちゃんと活用していくだけで
120万円くらいまでは普通に伸びると感じています。
広告費ゼロでもです。
5. 毎日配信をラクに回す「30本ストック戦略」
「毎日書くなんて無理です」
と全員が言います。
でも、やり方を変えればできます。
STEP1:最初の30本だけ死ぬ気で作る
やることは1つだけ。
最初の30本分のメルマガを作る
・1か月で30本書いてもいいし
・3か月かけて10本ずつ作ってもいい
とにかく、30通ぶんの「使い回し可能なメルマガ」を用意するのが最初の山です。
STEP2:半年後・1年後に「同じ内容」をもう一度送る
例えば、
・1月1日に送ったメルマガを
・7月1日にもう一度送る
ということをやります。
ここでほぼ全員が言うのが、
「同じ内容を送ったら、お客様にバレて飽きられませんか?」
ですが、逆の立場で考えてください。
あなたは、半年前に届いた1通のメルマガの内容を覚えていますか?
ほとんどの人は覚えていません。
むしろ、**「忘れているからこそ、もう一度思い出させてあげる」**ことに価値があります。
実際に僕も、
「前にも聞いた話だけど、もう一度思い出せてよかったです」
と感謝されることがよくあります。
6. 「解除が怖い」は営業の世界ではありえない発想
毎日配信の話をすると、必ず出てくるのがこれ。
「配信回数を増やしたら解除されちゃうのが怖い」
この気持ちはわかりますが、
営業の世界に置き換えると、かなりおかしな話です。
営業リストで考えてみる
・会社から500件の営業リストを渡されました
電話を100件かけたら
・70件は「二度と電話してくるな」で消えた
・30件は見込み顧客になった
このとき、正しい発想は、
「残った30件に全力でアプローチして受注を取りに行こう」
です。
間違った発想は、
「70件のリストを失うのが怖いから、
あまり電話をかけずにリストを温存しよう」
メルマガやLINEで
「解除されるのが怖いから、配信頻度を落とそう」
と言っているのは、まさにこの状態なんですよね。
実際は「一定ラインまで減ったら、そこから増え続ける」
僕の経験だと、
・配信頻度を上げると、一時的に解除が増える
・でも、あるラインまでいくと解除は落ち着く
・その後は、登録者数の方が上回っていく
という動きになります。
しかも、
買う気のない人が抜けてくれるほど、配信コストも下がるし、
「濃いお客様」だけが残るので、むしろ効率は良くなります。
「離脱=浄化」くらいに思っていた方が健全です。
7. メルマガとLINEの住み分け
最後に、メルマガとLINEの配信頻度の話。
メルマガ:毎日でもOK
毎日配信していい
というか、できれば毎日やった方がいい
メールは受信箱の中で埋もれやすいので、
頻度を上げてもそこまで強いストレスにはなりづらいです。
LINE:1ユーザーあたり週2回が目安
LINEは、
・通知がダイレクトに来る
・友達・家族と同じ箱に入る
という性質があるので、
メルマガと同じノリで毎日配信すると、さすがにブロックが増えます。
目安としては、
1ユーザーあたり週2回くらいまで
慣れてくれば、
・購入者/未購入者
・興味のあるカテゴリ別
みたいにセグメントを切って、
配信を出し分けていくのが理想です。
8. SEOやアルゴリズムより先にやるべきこと
最後に、よくある勘違いについても触れておきます。
「ブログを1本書いたから、SEOで上がってくれないかな」
「SEOで人を集めたいんですけど、何からやれば…」
こういう相談も多いですが、正直に言うと、
ブログ1本でSEOに過剰な期待をするのはナメすぎです。
SEOを本気でやるなら、
専門のコンサルに何十万も払って、時間もガッツリ使う世界です。
しかも、SEOで上位に出てくる記事が
「読んでいて感情が動くか?」と言われると、微妙なものが多い。
スモールEC・ひとりECで一番大事なのは、
アルゴリズムではなく「自分自身の考え・価値観」を伝えること
です。
・メルマガ
・LINE
・自分の言葉で書いたブログ
これらを通じて、
少数でも濃いファンと繋がることの方が、よほど現実的に売上に直結します。
9. 今日からやるべきことリスト
最後に、今日からできることを箇条書きにしておきます。
1. 「待ちの姿勢」をやめると決める
メルマガもLINEも「取りに行くもの」と理解する
2. ポップアップと複数の登録フォームを設置する
フッターだけで終わらせない
3. メルマガ登録専用LPを1枚作る
「どんな内容を、どんな頻度で届けるのか」を言語化する
4. 登録のフックを最低1つつける
クーポン・PDF・限定記事など
5. まずはメルマガ30本をストックする計画を立てる
1か月で30本でも、3か月で10本×3でもOK
6. ストックを半年後・1年後に使い回す前提で設計する
「思い出してもらう仕事」だと割り切る
7. メルマガは毎日、LINEは週2回を目標にする
これだけでも、本気でやれば売上は変わります。
