最近、ショート動画についてよく聞かれます。
「三浦さん、テキスト特化じゃなかったんですか?」
「今さら動画やる意味あります?」
正直、その疑問はもっともです。
僕自身、テキストコミュニケーションに特化する選択をしていますし、
誰にでも「動画やれ」と言いたいわけでもありません。
それでもあえて言います。
EC運営において、ショート動画という“素材”を持っていないのは、普通に危険です。
ショート動画が本当に必要な人、正直いらない人
まず前提を整理します。
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すでに
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インフルエンサーとがっつり組んでいる
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動画素材が山ほどある
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SNS運用の勝ちパターンを理解している
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こういう人は、今回の話はスルーでOKです。
でも、
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動画素材がほとんどない
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自分目線の写真・投稿しかない
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ネット上に「自分たちを表現する情報」が少ない
この状態なら、動画素材を持っていないこと自体が機会損失です。
なぜテキストより動画なのか?理由はシンプル
理由は2つだけです。
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情報量が圧倒的に多い
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興味を持たれやすい
これは感覚論ではなく、構造の話です。
広告を回すと分かりますが、
動画広告は3秒以内に半分以上が離脱します。
だからこそ重要なのは、
・30秒〜1分の動画を持っていること
・そこから「切り出し」を変えられること
動画は編集次第で全く別のクリエイティブになります。
ここが、テキストとの決定的な違いです。
ショート動画の最大の価値は「使い回し性能」
動画の本当の価値は、バズるかどうかではありません。
・Instagramリール
・YouTubeショート
・TikTok
・X(旧Twitter)
・広告
・LPへの埋め込み
・LINEのリッチ動画
全部、同じ素材から作れます。
1回作った動画は、
・何度も
・いろんな切り口で
・いろんな媒体に
使い回せる。
これ、EC運営ではめちゃくちゃデカいです。
正直な話:動画広告は「当たる時も、普通の時もある」
ここは誤解してほしくないので、正直に言います。
僕自身が作ってもらったショート動画、
広告効果は「普通」でした。
めちゃくちゃ跳ねたわけでもない。
一方で、
・すごく良かった人
・正直あまり変わらなかった人
両方います。
これは、
・商材との相性
・クリエイターとのすり合わせ
・コミュニケーションの質
で結果が変わるからです。
だから「必ず売れます」なんて言いません。
それでも動画素材を持つべき理由
それでも僕が「動画は持っておけ」と言う理由はこれです。
EC運営って、
・今だけ
・一発勝負
じゃないですよね。
1年、5年、10年続けるものです。
動画素材は、
・1回の発信で終わらない
・時期をずらして使える
・切り口を変えて再利用できる
資産になるコンテンツです。
僕自身の最近の動画の使い方(かなりリアルな話)
最近、僕はこう考えています。
・「ショート動画は伸びない前提」で作る
・バズ狙いはしない
・広告とセグメント配信で届ける
Instagramは正直、
リールよりフィードの方が伸びています。
YouTubeショートは再生数は出るけど、
エンゲージメントは弱い。
TikTokは、もう僕はやめました。
だから今は、
・狭く
・深く
・ちゃんと伝える
このために動画を使っています。
LINE×動画の破壊力は、想像以上
最近、一番手応えがあるのがこれです。
・LINEの配信を
・100人単位まで細かくセグメント
・リッチ動画メッセージで配信
正直、
「7000円の商品を1件売っても…」
と思っていた時期もありました。
でも今は違います。
反応が明らかに変わった。
相談の質も、量も、上がった。
動画は「売るため」だけじゃない。
信頼を作るための装置です。
だから結論:動画素材がないなら、今すぐ用意した方がいい
最後に、はっきり言います。
・動画素材が3本もない
・ECを長期でやるつもり
・コンテンツ作りがしんどい
この条件に当てはまるなら、
動画素材を用意しない理由はない。
お金はかかります。
手間もゼロではない。
でも、
「やっとけばよかった…」
と後悔する可能性の方が、圧倒的に高い。
だから今日は、強めに言いました。
